█ NEC Express5800/110Ge
目次 †
始めに †
NEC Express5800/110Ge まとめページ
NEC Express5800/110Ge に関する技術情報、及びユーザーによる稼動報告のまとめWikiサイトです。
基本的な技術情報から、数々の裏技まで網羅しています。
公式サイト †
NEC 8番街 Express5800/110Ge
NEC得選街 格安!スゴ技サーバキャンペーンページ
公式ドキュメント・リンク
2chスレッド †
Express5800 2chスレッド
情報 †
History †
- 110Ge (i3200 / ICH9R, LGA775, Max FSB=1333MHz, DDR2-800)
- 販売開始: 2008年4月25日 (NEC 得選街での販売開始)
- プレスリリース, 別紙1, 別紙2
- 当初価格: ¥34,650- (税込、NEC 得選街での販売価格。)
- キャンペーン価格(08/5/12〜6/26): ¥14,700- (税込、NEC 得選街での販売価格。)
- キャンペーン価格(08/7/23〜9/26): ¥17,325- (税込、NEC 得選街での販売価格。)
- キャンペーン価格(08/10/15〜12/24): ¥15,750- (税込、NEC 得選街での販売価格。)
- 前機種: 110Gd (i3000 / ICH7R, LGA775, Max FSB=1066MHz, DDR2-667)
2007年1月23日〜, プレスリリース, 別紙
Hardware †
仕様 †
| NEC 110Ge |
---|
フォームファクタ | ATX タワー |
電源 | 380W TG-6380 |
CPUソケット | LGA775 |
対応CPU(非公式) | 1333MHz Core 2 Quad までほぼ対応 |
チップセット | インテル 3200 / ICH9R |
IDEコントローラ | JMicron JMB368 |
Super I/O | ITE IT8718F |
PLLチップ | ICS 9LP505-2HGLF (ボード毎に要確認) |
内蔵RAID機能 | SATA接続:RAID 0/1/10 |
内蔵HDD | SATA接続:3TB (750GB×4) SATA接続:6TB (1TB×6 非公式) |
メインメモリ(最大) | 8GB (16GB 非公式) |
メモリタイプ | PC2-6400 ECC-SDRAM |
nonECCメモリ使用(非公式) | 可 ECC混在不可 |
オンボードVGA | XGI Volari Z9s (32MB) |
PCI-Expressスロット | x8 x1 x4 x1 |
PCI Express x16 ビデオカード増設 | カードかスロットの加工が必要 |
PCIスロット | 2 |
PCIスロット仕様 | PCI 2.3 (5V) |
SATAポート | 6 |
IDEポート | 1 |
FDDポート | 1 |
シリアルポート | 背面 1 内部 1 |
パラレルポート | 背面 1 |
USBポート数 | 背面2.0 x 2 前面2.0 x 2 内部2.0 x 2 |
ネットワーク コントローラ | Intel PRO/1000 PL |
LAN | Intel 82566DM-2 Gigabit |
内蔵サウンド | 無し |
5.25inchベイ数 | 2 |
3.5inchベイ数 | 2 |
3.5inch HDD内蔵ベイ数 | 4 |
HDD内蔵用 | S-ATAケーブル:4本 (片L x 2 + 両I x 2) 電源コネクタ:4 増設用のネジは無い |
キーボード&マウス インターフェイス | PS/2 |
外形寸法(H×W×D mm) | 448×173×453 |
全般 †
Case/電源/FAN †
110Gd/Ge 共通のCase/電源/FANの情報はこちら
Mother Board †
- MicroATXマザーボードで GIGABYTE GA-5YASV-RH REV:1.1 のシルク印刷有。
- 初期ロットの基板リビジョンは NJ-1.1E、BIOSリビジョンは (1.0.)0032 (45nm品非対応)。
- 現在ダウンロード可能な最新BIOSリビジョンは、(1.0.)0043 (殆どの45nm品対応)。
- 市販されている GIGABYTE GA-5YASV-RH (1.0) から、GigabitEther を1ch取り除き、実装部品とBIOSを変更したカスタム品。
- プリント基板は改版され、コイルが裸からBOX品になる、一部コンデンサが電解コンから個体コンになる等、部品は厳選されている。
- BIOS用 Flash ROMは、Macronix 社製 MX25L8005M2C (200mil 8-pin SOP) 8M-bit SPI 方式シリアル品で、直付け。
- VID電圧は、VRD11.0 準拠の PWMコントローラ ISL6326CRZ 配下の MOSFETドライバ ISL6612ACBZ による3相PWM制御。
- ボタン電池の脇に付いている赤黒のケーブルは、オプションRAIDボード用のHDDアクセスLED用ケーブル。
- 市販のストレージ拡張ボードでも、コネクタ形状が合えば使用可。
- ブート時間の短縮について
- ブート時間が長いのは、HDDのスピンアップ待ち時間がデフォルトで30秒に設定されている為。
- BIOS設定で短くする事が可能。
→ MainメニューのHard Disk Pre-Delay の値を変更する。
- 必要な待ち時間は、HDD機種や搭載台数毎の環境により異なる為、一概にOKな値は無い。
(ICH9Rは、スタッガード・ドライブ・スピンアップをする為。)
- その他、不要なブートデバイスをブート順リストから削除すると多少速くなる。
- BIOS設定で、Bootメニューにて不要デバイスにカーソルを合わせXキーを押す。
- 温度モニタ機能有り。
- Temp1/2/3は、IT8718F内蔵のA/Dコンバータ+外付けのダイオードやサーミスタによる計測値を示している。
- Temp1: MCH(ノース)付近に設置されたサーミスタの温度。そこそこ正確。
- Temp2: DDR 付近に設置されたサーミスタの温度。そこそこ正確。
- Temp3: CPU内蔵のサーマル・ダイオードの温度。
- 65nmテクノロジ品CPUの場合、誤差は最大で20度近くありそう。
- 45nmテクノロジ品CPUには、サーマル・ダイオードは内蔵されていない。
- Core0(/1/2/3)の値は、CPU内蔵のDTS (Digital Thermal Sensors) の値で、工場出荷時にキャリブレーションされている。
- 65nmテクノロジ品の値はそこそこ正確だが、45nmテクノロジ品の値は誤差が大きく相対値のみ意味を持つ。
- 但し、計測ソフトウエアがCPU内の補正値を読み出して計算しないと、正しい値は表示されない。
- 注意: SpeedFanでは、4.34以降でないと正しい値が表示されない。
110Gd/Ge共通の、BIOS書換え/バックアップ・ツール、BIOS破損時の復旧方法はこちら
110Gd/Ge共通の、内部COM2/USBピンヘッダを使用する場合の情報はこちら
110Ge ジャンパ・スイッチ設定
CPU †
CPUの選択
- 出荷時構成で選択可能なCPUは以下の3つ(全てLGA775)
Intel Celeron 430(1.8GHz), Intel Pentium DualCore E2160(1.8GHz), Intel Xeon 3065(2.33GHzデュアルコア)
- LGA775を採用したFSB=800MHz/1066MHz/1333MHzのCPUであれば換装可能。
- 殆どの45nm品に、BIOS (1.0.)0037 で対応。改BIOS 0035Kは全ての45nm品に対応。
- Core Micro Architecture のみ対応。NetBurst Micro Architecture には非対応。
- FSB=533MHzのCPUには非対応。
- FSB 800/1066MHzのCPUに対し、BSEL modでFSB 1066/1333MHz動作が可能(CPUが追従すれば)。当wiki内オーバークロックの項参照。
110Gd/Ge共通の、BIOSでのCPU設定項目/マイクロコード関連情報/CPU換装時のTipsはこちら
110Ge ユーザーによるBIOSバージョン毎のCPU動作報告はこちら
110Ge BIOS解析によるバージョン毎CPU対応一覧はこちら
オーバークロック †
110Gd/Ge/S70/S70(SD)共通の、オーバークロックの情報はこちら
110Ge BSEL modによる動作報告はこちら
Memory †
- 出荷時最小構成は 512MB DDR2 PC2-6400 (DDR2-800) ECC Unbuffered メモリ1枚。(増設用NEC型番:N8102-303)
- Micron製またはSAMSUNG製で、レイテンシは6-6-6-12 (CL=6)。
- Micron 512MB 1Rx8 PC2-6400E-666-12-F0 (MT9HTF6472AY-800D1)
- SAMSUNG 512MB 1Rx8 PC2-6400E-666-12-F3 (M391T6553EZ3-CF7)
- ECCメモリのみ公式サポート。しかしユーザよりnon-ECCが使用可能という報告多数。
- ECC有無混載は不可。
- しかし世の中には、ECCメモリの SPD EEPROMを(Dell SC420で)書き換えてnon-ECC化し、混載している猛者も居る。(SPDTool)
- メモリを換装した直後には、一旦BIOSのメモリ設定をクリアをしないと正しく認識されない。
- Advancedメニューの「Memory Configuration」 → 「Memory Retest」= [Yes]
- メモリ換装時には、MEMTEST86+ による動作確認を推奨。
- Dual Channel動作の確認方法
- i3200が公式サポートするメモリは、PC2-6400 (DDR2-800), PC2-5300 (DDR2-667) だが、PC2-6400を使用した方が高周波数動作。
- PC2-4200 (DDR2-533) は使用不可。
- PC2-6400 (DDR2-800) 以上のメモリは、どれを使用しても動作周波数に変わりは無い。CLは機種次第。
- i3200が公式サポートするDIMMの容量とチップのビット幅×個数は次の通り。
- 2GB: 両面 8bit 16pcs (8pcs x2) / 18pcs (9pcs x2)
- 1GB: 両面 8bit 16pcs (8pcs x2) / 18pcs (9pcs x2)、片面 8bit 8pcs / 9pcs
- 512MB: 片面 8bit 8pcs / 9pcs、片面 16bit 4pcs
- 256MB: 片面 16bit 4pcs
- 4GB x4 =16GB のメモリも認識可能。 (参考サイト)
- non-ECCバルク・メモリに対する相性問題は、比較的出にくい。
- 110Gd/Ge共通の、メモリ・ホール補完機能 (Memory Reclaim機能) (HW-DEP) の情報はこちら
110Ge Memory動作報告はこちら
HDD・3.5インチベイ †
光学ドライブ・5インチベイ †
- 標準搭載はATAPIのDVD-RAM (DVD:6倍速以上,最大16倍速、CD:17倍速以上,最大40倍速)
- ICH9RのPCI Express x1 経由で、JMicron製 JMB368 PATA Host Controller 接続
- パナソニック コミュニケーションズ製の Super MULTI ドライブ SW-9590-C のOEM品搭載報告多数。
- Firmware見えは「MATSHITA DVD-RAM SW-9590A」として表示される。
- 現在報告の有る Firmware Revision は、X100。
- OEM品なので、フロント・ベゼルの外観やFirmware等が標準品とは異なる。
- 仕様上は DVD-RAM と記載されているが、実際には DVD Super MULTI である。
- ライティングソフト未添付。
- DVD-RAM ドライバーは、パナソニック システムネットワークスのサイトからダウンロード可能。
- オプションで内蔵DVDSuperMULTI [N8151-85] の選択も可能。
- この場合BHA社製ライティングソフト (B's Recorder GOLD9 BASIC) が付属する。
- 付属のドライブを撤去するとAinex HDC-504がポン付け出来る。
VGA †
110Gd/Ge共通の、オンボードグラフィックスの情報はこちら
110Gd/Ge共通の、VGAカード増設の技術情報はこちら
110Ge固有のVGAカード・ハードウェアの増設情報
- PCI Express Slot #1 でも、増設VGAが動作するようになった。(110Gdでは(再)起動出来なかった。)
- 但し、スロット形状はx8で配線もx8分だが、動作時のリンク幅はx1となる。
- 反面、マザーボード側を加工しスロット端を除去すれば、PCI Express x16のカード側を未加工で増設出来る。
- 但し、増設カードの裏面終端に部品が実装されている場合には、DIMMソケットのラッチ・ノブと干渉する。→ノブを削る?
- マザーボード側のスロット端の除去には、ルーターで削る、コンタクトを養生してヤスリで削る、半田ゴテで溶かす等の方法がある。
- PCI Express x16 → x4 での性能低下は 15〜25% 程度であるが、x16 → x1 での性能低下は 65〜70% 程度である。(参考サイト)
ゆめりあ(DirectX)やOpenGL等のAPIコマンド系のベンチマークでは、リンク幅が狭くなっても性能低下は少ない。(参考サイト)
逆に、CrystalMarkのD2DやSPECviewperf等のデータ転送量の多いベンチマークでは、性能低下が大きい。
使い方にも依るが、性能が欲しければ Slot #2 に増設するのが良い。
- PCI Express Slot #2 への増設は、BOX型コイルの干渉により、カード側の加工がほぼ必須となる。
- 運が良い個体に当たると、コイルが干渉せず、スロット加工のみで増設が可能な場合も有る。
- Slot #2 のコネクタ形状はx8だが、配線はx4分のみで、動作時のリンク幅もx4となる。(110Gdと同様。)
- PCI Express x16のカード側を未加工で Slot #2 に増設するには、スロット端の除去やBOX型コイルとの干渉を回避するために一手間かかる。
- 半田ゴテでコイルを移動する猛者は、裏面をマスキングして大容量のコテで多量の半田を流し込んで外し、足を曲げて再度取り付けよ。
- BOX型コイルは、1mm程度であれば、削っても問題無いという説もある。
110Ge ユーザーによるVGAカード動作報告はこちら
キーボード †
- PS/2接続。109(112)キーボード。Chicony社OEM、型番:KB-3920。(NEC型番:N8052-FS07)
- ITE社のSuperI/Oチップ IT8718F 経由で接続されている。
- BIOSでの無効化は不可能で、IRQ1を占有。(ICH9Rの仕様の為)
- PS/2の代替にUSBキーボードを使用しても、ブート/BIOSの起動/F8キーによるセーフモードの起動は、可能。
- 但し、USBキーボードの機種によっては、F8キーによるセーフモード起動が出来ない物も有り。
- PC切替器 (CPU切替器,KVM) 使用上の注意
注意: 多くの外部電源(ACアダプタ等)不要の切替機では電源OFF時においてもUSB又はPS/2ポートにスタンバイ電源供給が必要です。
2台切替タイプでは1台目のマシン側からの給電を常に必要とするものが多く、1台目の電源を入れずに2台目のみを利用する際に切替機が正常に動作しない場合があります。
Geの出荷時設定ではPS/2,USBポートにスタンバイ電源が供給されていないため多くの切替機が動作しない場合があります。
スタンバイ電源の供給設定に関する詳細は当Wiki内Mother Boardのジャンパ・スイッチ設定を参照して下さい。
110Ge ユーザーによるPC切替器 (CPU切替器,KVM) 動作報告はこちら
マウス †
- PS/2接続。スクロール機能付き2ボタンボールマウス。Logitech社OEM、型番:M-SBJ96。(NEC型番:N8052-FS05A)
- ITE社のSuperI/Oチップ IT8718F 経由で接続されている。
USB †
- USB2.0の High Speed をサポート。BIOSでUSB1.1の Full Speed にダウン可能。
- 6ポート共全てICH9R接続であり、基本的には同機能。
- 違いが有るとすれば、基板上の引き回し、コネクタ部でのインピーダンス(差動90Ω)不整合、ケーブルでの反射等。
- USB接続デバイスで動作不良が発生した場合、挿すポートを変更したり、ケーブルを変更(一般的には、短い物が良い)したりすると動作する場合がある。
- 110Gdでは使用可能な一部のUSB接続外付けFDDをBIOS上で認識せず、ブートやWindowsセットアップ時のRAID, AHCIドライバ読込みが出来ない。
尚、Windows起動後には、通常のドライブとして使用可能。
一部FDDではPC起動前にUSB接続するとBIOSが認識しない。
- BIOS上でブートドライブに設定可能でドライバの読み込みに使用出来るドライブ
- IBM 05K9283 (TEAC FD-05PUB)
- MITSUMI D353FUE
- Panasonic USB-Superdisk LK-RF240
- TEAC FD-05PUW
- BIOS上で認識せずドライバの読み込みが出来ないドライブ
- IBM 06P5223 (Y-E DATA USB-FDU)
- SONY PCGA-UFD5 (Y-E Data USB Floppy)
Sound †
- オンボードサウンドなし。BEEP音のみ。
- 音を出すならサウンドカードやUSBサウンドデバイスなどが必要。
注意: (起動時に)ブルーバックが発生する場合、PCIカード/ドライバのSERR#が正しく実装されていない可能性があります。
この場合、BIOSの設定を、Serverメニューの「Assert NMI on SERR」= [Disable] で動く事があります。(CMI8738-4CHPCI等)
注意: 起動時にブルーバックが発生する場合には、カード装着前の最新版ドライバ強制インストール(.INF ファイル右クリック → インストール)で改善するかもしれませんので、試してください。
注意: 一部のSCSI/サウンド/ビデオキャプチャ・カードでは、BIOS設定のXD Bitを [Disabled] にしないと動作しない場合があります。
- BIOS設定で、Mainメニューの「Advanced Processor Options」→「Execute Disable Bit」 = [Disabled]
- 増設するカードがメモリ・リマッピングに対応していない場合に発生する。
110Ge サウンドカード/USBデバイス動作報告はこちら
LAN †
- Intel 82566DM-2 (Intel PRO/1000 PL) を搭載(内部ICH9R経由PCI Express x1接続)、GigabitEther対応。
- Device IDは、10BDh (82566DM-2, ICH9_IGP_AMT) である。104Ah (82566DM, ICH8_IGP_AMT) ではない。
- Linux用ドライバは、e1000e。
- NIC 用 NVM は、BIOS 用 Flash ROM 内 (0x1000〜0x3000番地) に共有されており、EEUPDATE ユーティリティは使用不可。(参考資料)
- MACアドレス書き換えソフト K-MAC は使用可? (読み出しは可、書き換えは???)
- Wake On LAN / PXEブート対応。
PCI-E x8 slot (#1) †
- 2つのPCI-Express x8スロットのうちの上側 (監視ソフトウェアではx1で動作している様に見える)
- カスタマイズ前モデル GA-5YASV-RH (1.0) のUSER'S MANUALの8頁に、「PCI-E x8 Slot (x1 bandwidth) 」との記載有り。
- PCI Express 1.1 準拠。
- MCH (i3200) に接続されている。
- 動作中の任意のカードが、何レーン使用しているかは、次の様なソフトで観測可能。
- 動作中のビデオカードが、何レーン使用しているかは、次の様なソフトで観測可能。
- Device ID は、29F1h。
- MCH (i3200) 中の BCTRL1 (Bridge Control) Register (Offset=3Eh) の VGA Enable Bit (Bit-3) の値を PCIScope で観測すると、VGAカードを接続していない場合は0b、VGAカードを接続している場合は1b。
- VGA Enable=1bの場合に動作時のリンク幅がx1となるとの報告有り。
110Ge PCIe x8 slot (#1) 動作報告はこちら
PCI-E x4 slot (#2) †
- 2つのPCI-Express x8スロットのうちの下側 (監視ソフトウェアではx4で動作している様に見える)
- PCI Express 1.1 準拠。
- ICH (9R) に接続されている。
- 動作中の任意のカードが、何レーン使用しているかは、次の様なソフトで観測可能。
- 動作中のビデオカードが、何レーン使用しているかは、次の様なソフトで観測可能。
110Ge PCIe x4 slot (#2) 動作報告はこちら
PCI slots (#3, #4) †
110Gd/Ge/S70/S70(SD)共通の、PCIスロットの情報はこちら
110Ge PCIカード動作報告はこちら
割込み (IRQ) †
- IRQの割当は、BIOS設定で「Load Setup Defaults」を実施した直後に、Windows Vistaで確認すると次の通り。
- ユーザーズガイドの205頁の記載とは若干異なっている。
IRQ | 周辺機器(コントローラ) | 予約 | 入替可能 | BIOSでの開放可否 |
0 | システムタイマ | | | 不可(固定) |
1 | PS/2キーボード | | | 不可(固定) |
2 | カスケード接続(ICH9Rの仕様) | | | 不可(固定) |
3 | COM B シリアルポート | | COM A シリアルポート | 可 |
4 | COM A シリアルポート | | COM B シリアルポート | 可 |
5 | − | | (パラレルポート) | |
6 | − | フロッピーディスク | | 可 |
7 | (パラレルポート) | | | 可 |
8 | リアルタイムクロック | | | 不可(固定) |
9 | − | Microsoft ACPI-Compliant System | | |
10 | Intel® 82801I (ICH9 Family) SMBus Controller - 2930 | | | 不可 |
11 | − | | | |
12 | PS/2マウス | | | 可 |
13 | 数値演算プロセッサ | | | 不可(固定) |
14 | − | プライマリSATA (PATA互換モード) | | 15と連動 |
15 | − | セカンダリSATA (PATA互換モード) | | 14と連動 |
- PCIスロットにカードを増設して割込みが競合する場合には、上表を参考に、カード側の設定を変更するか、BIOS設定を変更する。
- パラレルポートは、BIOS上で有効に設定しても、Windows Vista上で見るとIRQがアサインされていない。
- ACPIについては、当wiki内ACPIの項を参照。
- BIOSでの、各周辺機器のIRQ割当/開放設定は、次の項目にて行う。
各機器の有効/無効設定が、そのままIRQの割当/開放設定となる。
- フロッピーディスク: Mainメニュー → 「Legacy Diskette A」
- COM Aシリアルポート: Advancedメニュー → 「Serial Port A」
- COM Bシリアルポート: Advancedメニュー → 「Serial Port B」
- パラレルポート: Advancedメニュー → 「Parallel Port」
- PS/2マウス: Advancedメニュー → 「PS/2 Mouse」
- プライマリSATA/セカンダリSATA: Advancedメニュー → 「Serial ATA」 → 「Native Mode Operation」
省電力設定 (ACPI) †
Software (Operating System, Driver) , Document †
Operating System †
- NECが公式にサポートするOS
- Microsoft Windows Server 2003, Standard Edition (SP1以降)
- Microsoft Windows Server 2003 R2, Standard Edition
- Microsoft Windows Server 2003 R2, Standard X64 Edition
- Microsoft Windows Server 2008, Standard
- Microsoft Windows Server 2008, Standard x64
- Red Hat Enterprise Linux ES4.6以降 (x86)
- Red Hat Enterprise Linux ES4.6以降 (EM64T)
- Windows XP 系インストール上の注意
- BIOSの標準設定でAHCIが有効となっている為、F6キー押しによるAHCIドライバFD読込みか、または、BIOSでのAHCI無効化が必要。
(または、nLite等で、Intelサイトのドライバ Ver. 8.5 以降を統合したインストールCDを作成する。)
- BIOSでの設定は、AdvancedメニューのPeripheral Configuration → SATA AHCI Enable。
- AHCIドライバFDは、添付の EXPRESSBUILDER でも作成可能だが、Intelのサイトからダウンロードした方がより新バージョン。
- AHCI ドライバによる HD ドライブ相性問題に注意。
- Windows Vista では、この操作は不要。
- SP無しのインストール・ディスクは使用不可。SP2/SP3化が必要。
- Windows Vista 系インストール上の注意
- SLP-Stringは、コマンド プロンプトから「debug」コマンドにて「s e000:ffff "NEC_Product"」で確認可能。
110Ge Userによる稼動報告があるOSはこちら
Software , Document †
- Drivers
チップ・ソフトウェア製造元ドライバへのリンク
- BIOS
更新内容、方法等はリンク先で確認の上自己責任でどうぞ。
110Ge 旧版ソフトウェア/ドキュメント
各種トラブル情報 †
- トラブルではないが、12Vの田の字コネクタを付け忘れると全てのファンが全力で回って警告してくれる。
- WOLの不具合
WOLで起動→shutdown -p now→ういーんといって電源がまた入る
WOL以外で起動すると現象は起きない
ちなみに、また電源が入った状態でshutdown -p nowすると確実に電源が落ちる
BIOSバージョン=1.0.0037
その他 †
- NEC得選街で購入する時の注意事項
- 個人でも購入可能だが、元が法人向けサイトの為、個人の購入者は次の3点を了解すること。
(1) クーリング・オフ制度が無い。
(2) 入金後のオーダー変更は、オプション含め、対応不可。
(3) 価格にはリサイクル料を含まない。廃棄時に購入者が要負担。
- ク-プンを利用すると、5%引きとなる。(IEで利用すること。FireFoxでは利用不可。)
- 割引後の価格は、タウンパスポートの「見積り書発行」画面まで辿り着くと初めてご確認いただけます。
- NECのサポート窓口 (無償) はこちら
- 上記リンクより、「Gモデル / iモデル サポート内容」へ。
Link †
Wiki内のサブ・ページ †
当Wiki内
110Gd/110Ge/S70 共通ページ
コメント †
Wikiの編集に自信の無い人はこちらをご利用下さい。(誰かが纏めてくれるかも)