[[かぼちゃスレ@園芸板]] ''目次'' #contents #br *分類 [#Group] // 生育適温や低温限界なども載せたいが品種による差異があるようなので保留中 // 参考 http://www.takii.co.jp/tsk/hinmoku/ 日本で食べられているカボチャを大きく分けると以下の3つのグループになります。 **マキシマ種 ([[Cucurbita maxima:http://eol.org/pages/584406/overview/]]) [#Cucurbita_maxima] 一般的には西洋カボチャと呼ばれていて食材として販売されている物の殆どがこのグループです。比較的低温に強く冷涼な環境を好みます。 肉質は粉質でホクホクした食感の物が主流ですが一部で粘質の物もあります。 **モスカータ種 ([[Cucurbita moschata:http://eol.org/pages/584408/overview/]]) [#Cucurbita_moschata] 一般的には日本カボチャと呼ばれる物で病害虫に強く作りやすいと言われています。 暑さに強くマキシマ種と比べると低温に弱いようです。 肉質は粘質であっさりした味の物が多く、粉質のカボチャとは利用方法が異なります。 **ペポ種 ([[Cucurbita pepo:http://eol.org/pages/584410/overview/]]) [#Cucurbita_pepo] パイ料理に使うものからズッキーニのように未熟果を収穫する物など様々なタイプがあり、特徴や栽培方法も品種によって様々です。 *Q&A [#Q_and_A] **栽培は簡単ですか? [#Answer_01] 生ゴミから出て生っているカボチャを見たら「カボチャは放っておいても簡単に出来る」と感じる人がいるかも知れません。しかし、それは収穫する事を目標として栽培した人とは考え方が異なります。決して難しくはありませんが、真面目に栽培するならば一定の知識は習得しておいた方が良いでしょう。 **食べたカボチャのタネを育てる事は出来ますか? [#Answer_02] 栽培する事は可能です。ただし、食材として販売されている物の殆どは[[一代交配種:http://www.weblio.jp/content/%E4%B8%80%E4%BB%A3%E4%BA%A4%E9%85%8D%E7%A8%AE]]と呼ばれる物なので同じ物は作れません。交配種の子孫はどんな物が出来るか分からないので楽しいのですが、不確かな物に栽培コストを掛ける事になるので贅沢な遊びかも知れません。また、固定種でも交雑している事があるので覚悟して挑みましょう。 **プランターでも栽培出来ますか? [#Answer_03] 根域が広く必要になるため地植えでないと良いものが穫れないと思います。どうしてもやりたい場合は蔓が短くて側枝の発生が少ない小型の品種を選び、50リットル以上のプランターを使用すると良いでしょう。 **夏期の日よけに出来ますか? [#Answer_04] あまり向いていないと思います。カボチャの葉は密度が低く栽培後半になると根元から枯れ上がるため日よけとして機能しなくなってしまいます。特にマキシマ種の場合は暑さに弱いため盛夏に健康な状態を維持するのが難しく、病害虫や台風による被害なども含めると厳しいと思います。 **オススメの品種はありますか? [#Answer_05] 好みや環境にもよるので、以下の情報を添えてスレッドで質問してみると良いでしょう。 -肉質 (粉質、粘質など) -大きさ (ミニ、約2kgなど) -栽培環境 (畑、プランタ、ベランダなど) -気候 (気温など) -その他 (収穫数、放任栽培など) **○○は食べられますか? [#Answer_06] -''タネ'' --パンプキンシードとして販売されている物は元々種皮のない特殊なカボチャのタネですが、普通のカボチャのタネも食べられます。種皮を外すのが面倒ですが炒って食べると甘くておいしいです。 -''ワタ'' --苦味があるので調理方法を工夫する必要があると思いますが食べられます。 -''葉や蔓'' --生長点付近は食べることが出来ます。東南アジアでは一般的なようです。 -''花'' --食べられます。ズッキーニでは花を食べる料理があります。 *リンク [#Link] -[[住友化学園芸:http://www.sc-engei.co.jp/]]