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シベリアン・ハスキー のバックアップの現在との差分(No.2)


***特徴 [#qf99c41e]
 -サモエドやアラスカン・マラミュート等と同様、極寒下でそりの牽引などに重用されてきたことからもわかるように、優れた耐寒性と長距離疾走可能な強靭な体力・持久力を持つ。
 -好奇心が非常に強く、特に成長期〜青年期はいたずら好きで力の強い犬種であるため勢いあまって什器などを壊すこともままあるが、積極的な威嚇・攻撃をされない限り人に本気で噛み付くなどの反撃に出ることは稀である。
 社会性が強く、所属集団(飼育環境下であれば飼主とその家族、他の飼育動物などをもって集団と判断する)への帰属意識・回帰性は高く、ひとたびそこが自らの所属すべき集団であると自覚すれば飼い主への忠誠、その家の児童・幼児に対する親和性はもちろん、そこで飼育される他の小動物、場合によっては爬虫類ペットに至るまで同じ所属員とみなして融和性を発揮するため、適正に育成されれば、基本的には幼児がいたり、他の小動物ペットを飼育している家庭に同居しても問題はない。
 一方、集団指導者(飼育下であれば飼主)に対して「気にしてもらいたい・褒められたい」という被褒誉欲が強い上に、逆にしばしば頑固で独立心も強く自我表現欲が強い一面もあり、いわゆるしつけ・育成を忍耐強く行う必要がある。
 -加えて当犬種の特性上、最低でも朝夕各1時間以上の運動を欠かすことができず保護者としてその都度同伴が必要となるため、総じて飼育は容易とは言いがたいが、適正な育成とコミュニケーションがなされれば名実ともに楽しい家族の一員となる。
 -また、しばしば飼い犬にもかかわらず人や他犬に対して、常に激しく唸り過剰な威嚇をしかける成犬個体が散見されるが、これは主に成長期における飼い主のメリハリのある愛情教育の不足や充分な運動機会の不足などから来るストレス蓄積と不満の鬱積を原因とする自我表現の溢出であり、もっぱら飼主のしつけ・育成の失敗に由来するものである。このことは、日本におけるかつての「ハスキー犬ブーム」の際に、充分な飼育知識もなく安易に流行に迎合して怠慢な育成を行った結果、我儘(わがまま)に育った成犬をもてあまして飼育放棄・捨犬をする者が続出したり、怠慢な育成者とその環境に犬体自体が耐え切れず自分の回帰すべき集団とみなさなくなって、他にしかるべき生活の拠り所を求めて放浪(人間でいう家出)する個体が増加して大きな社会問題となり、広く認知されることとなった。

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