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ブルドッグ のバックアップ差分(No.4)


***特徴 [#y85fc537]
 
 -1835年にブルベイティングが禁止されると、ブルドッグは番犬や愛玩犬となった。闘争に必要だった獰猛な性格も取り去られ、現在では強面とは裏腹に、非常に温厚且つおとなしい。
 
 -ブルドッグのしわしわの顔は怪我をしにくいように皮膚が伸びたためであり、低い鼻は牛に噛み付きながらも呼吸ができるためであると、説明されてきたが、今ではこれらは事実ではないことが分かっている。闘牛に使われた当時の絵に出てくるブルドッグは、少し筋肉質で、体格も少し強そうな普通の犬でしかない。今のような形になったのは、1800年代後半から大きく人間による選択が始まったからである。
 
 -このように人の手が加わったために、頭が非常に大きくなり、胎児の頭部や肩幅の大きさに比べ雌の骨盤が小さいため自然分娩はほぼ不可能で、人の手による帝王切開での出産がほとんどである。また、本来の役割であった牛と戦う事などは全くできない犬に変わっている。俊敏な動きができない後ろ足では、牛の攻撃を逃れることはできない。また下顎が出っ張りすぎて、噛む事自体が苦手である。健康面でも問題があり、皮膚炎などにならないよう、しわの間を清潔に保つことも必要である。鼻が短いため、体温調節が苦手であり、いびきやよだれが多く、涼しい場所で飼わなければならない。そのため夏季は冷房をした部屋から出さない飼い主も多い。また、その暑さに弱い性質のため日本航空は2007年7月にブルドッグ及びフレンチ・ブルドッグの、航空機への積み込みを断る決定をしている。犬や猫などは貨物室に乗せて輸送することができるが、専用輸送かごの滑走路上などでの待機時に、場合により高温となり、暑さに弱いブルドッグが衰弱するためである。なお、全日空は2007年5月から国際線の貨物便に限って、ブルドッグの受け入れを中止している。
 
 -2008年に英国放送協会が、純血種の健康問題を描いたドキュメンタリーen:Pedigree Dogs Exposedを放送した。これにより、純血種の扱いに対して広範囲の批判が起き、ザ・ケネルクラブに批判が集中した。批判を受け、ザ・ケネルクラブは2009年に不健康の原因となる近親交配への反対を表明した。

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