-wiki内子リンク:''[http://wiki.nothing.sh/2469.html ER-4専用ヘッドホンアンプの製作]'' *Etymotic Researchのイヤホンに関する改造・工作等のまとめ [#e37549f4] **クリプシュイヤージェルの活用 [#ga5ea85c] -準備するもの --クリプシュイヤージェル ''[http://www.e-earphone.jp/shopbrand/003/033/X e-イヤホンサイト]''のシングルMサイズから試してみる事をオススメします(バラ売りをしている)。 --アメゴムチューブ 外形5.8mm/内径4.0mm ホームセンター(東急ハンズなど)で入手 -手順 #ref(./くりぷしゅ.jpg,right,around,30%) --アメゴムチューブを幅1.5〜2mm程度に切断。バンドを2個作る。 --イヤージェルの茎の部分に嵌める --楕円の長手が横になるようにイヤホンに嵌める(右画像ではバンドを見せるため傘を裏返しにしてる) -効果 --超低音が明瞭に聞こえるようになる --全体的にややドンシャリ --遮音性は標準チップより下がるが普通の電車程度なら問題なし --耳奥まですんなり入る。抜くのも楽になる --やや耳中で動きやすい -その他 --実績はER-4、hf5、ER-6i。ER-6でも実績があるようだ。 --ステムの太さを考えるとアメゴムはER-6では不要と思われる。ER-6iは微妙だが嵌るようならアメゴムバンドを付けた方が抜け防止になる。ER-4と同じhf5では必要。 **φ3.5ミニステレオプラグの再取り付け方法 [#u519a4bf] -準備するもの(部品) #ref(./プラグ.jpg,right,around,30%) --φ3.5ミニステレオプラグ(裸)''[http://www.google.co.jp/search?q=JL3.5-STEREOPIN&ie=utf-8&oe=utf-8&aq=t&hl=ja 【JL3.5-STEREOPIN】]'' 在庫なし等で入手不可なら、φ3.5ステレオ延長ケーブルなどを分解して取り出し代用のこと -作り方 #ref(./プラグ取り付け.jpg,right,around,15%) 右側画像参照。文字が見難いので補足: �ホットボンドでモールド �バーナーライターで炙り表面仕上 ※φ3.5ミニステレオプラグ(裸)が入手できればφ3.5ステレオケーブル分解は不要 ※画像はER-6iだがER-4の場合は3線(赤:R/違う色:L/外側のシールド:GND) ※L型にしたい場合は半田付けの時、横から出るようにするだけ。結線はL型の方が同じ長さで良い分楽w **ER-4P S変換アダプタの製作(画像はクリック拡大) [#rc9b4538] -準備するもの(部品) #ref(./プラグ.jpg,right,around,30%) --φ3.5ミニステレオプラグ(裸)''[http://www.google.co.jp/search?q=JL3.5-STEREOPIN&ie=utf-8&oe=utf-8&aq=t&hl=ja 【JL3.5-STEREOPIN】]'' 在庫なし等で入手不可なら、φ3.5ステレオ延長ケーブルなどを分解して取り出し代用のこと #ref(./ジャック.jpg,right,around,30%) --φ3.5ミニステレオジャック ''[http://www.google.co.jp/search?q=MJ-074N&ie=utf-8&oe=utf-8&aq=t&hl=ja 【MJ-074N】]'' このジャックでは右画像で右側の赤みがかったピンがRだが左右逆転している場合もある --75Ω抵抗2本(1/6W〜1/4Wあたりの大きさのもの) -作り方 作業の概要はプラグとジャックのGND-GND間は直結、R-R間、L-L間はそれぞれ75Ω抵抗を挟んで接続する。お試し程度ならそれで十分だが、コンパクトかつ実用的に仕上げるには以下の手順で作成する: --プラグのL端子の上の黒いプラスティック部分はGND直結に邪魔なので切除 --ジャックのLとR端子をハウジングに這わすように外側に折り曲げる --プラグ/ジャックの各端子に予めハンダをのせておく。但しプラグのLはハンダが出っ張ってGND直結の邪魔にならないように注意 --L端子をジャックの底に突き当ててGND同士をハンダ付け。ギリギリだが付く --ジャックのR,L端子それぞれに75Ω抵抗を上向きにハウジングに沿わせるようにハンダ付け --抵抗の反対側の線をピンセット等で曲げてプラグの対応する端子まで来るようにする。ジャックの上側は導体なので線が接触しないように。左右のショートにも注意 --余分な線を切り取りハンダを乗せる #ref(./あだぷた.jpg,right,around,30%) #ref(./アダプタ.jpg,right,around,7%) --ピンセットでそれぞれの端子に押し付けながらハンダ付け。これで音が出るのを確認。左側画像。 --ホットボンドでモールドし、バーナーライターなどで仕上げる。完成は右側画像。 -その他 --自作が初めてだと下記の工具等も必要となるので互換アダプタと比べてしまうとと安いとは言えない。しかし使い勝手は自作の方が良いものができるし、ケーブルの修理やDockケーブルの作成もできるようになる。 --このアダプタは音質が変わるので、音質を変えずゲインだけ下げたい場合はT型やπ型のアッテネータを作る必要がある。''[http://gampf.hp.infoseek.co.jp/hpamp/ 紫稍花氏のサイト]''が参考になる。hf5とER-6iの場は"ER4Sモドキプラグ"あたりがそのまま使えるかも --ここのやりかたでER-4P用π型アッテネータを作ってみた(右側画像)。 #ref(./アッテネータ2.jpg,right,around,15%) ''[http://chemandy.com/calculators/matching-pi-attenuator-calculator.htm π型アッテネータの計算サイト]''でDAPのインピーダンス:16Ωで計算すると、 SHUNT_IN(DAP側):20Ω/SERIES:56Ω/SHUNT_OUT(イヤホン側):47Ωで15dBの減衰となる。※P→S変換アダプタだと9dB程度 抵抗は''[http://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/search.php?toku=%25E6%258A%25B5%25E6%258A%2597%25E5%259B%25BA%25E5%25AE%259A&cond8=and&dai=%25E9%2587%2591%25E8%25A2%25AB&chu=1%252F4&syo=REY&k3=0&pflg=n&list=1 タクマン RAY25]''使用。低域減衰のない音になる。 **必要な工具等 [#hbdb5dfc] -ハンダごて: --20〜30Wぐらいで1000円ぐらいなのでも十分。gootとかHAKOとか。100均のでも一応使えるが中々置いてなかったりするしコテ先がすぐダメになる。換えのパーツもなく使い難い。\315〜\420でコストメリットは微妙。コテ先は細い円錐形状のがオールラウンドに使える。 -コテ台(スポンジクリーナー付き): --結構大事。コテ置きだけではなく水を含んだスポンジで余分なハンダを拭く作業が、良い半田づけには必要。温度調整にもなるので、最悪濡らしたティッシュなどを軽く絞って灰皿に盛るだけでも有効。 --※gootならST-11Eとか台が重く出来てる方が使いやすい -はんだ: --作業性の良さを最優先に選ぶ。鉛フリーと100均のはやめたほうが吉。細い(φ0.8ぐらい)ヤニ入りタイプで、銀入りハンダとか共晶ハンダなどが使い易い。酸化したハンダはけちらずどんどん捨てて綺麗な状態でつかうのがコツのひとつ -ミニニッパ: --必須。100均のは今回程度なら使えるだろうが刃がダメになりやすい。予算があればHOZAN N-34がおすすめ。細かい作業でも使いやすく耐久性も高い。 -ピンセット: --今回程度の細かい線の折り曲げなら100均の先の鋭い金属製のでおk。先が十分細いラジオペンチの方が使いやすいが100均のは細さが足りない。 -カッターマット: --100均のでおk。作業台に敷くので出来るだけ大きめの奴を。 -固定治具: --必須。ハンダ付けの際、基板や細かいものを固定する。作業性や出来映えがまったく違ってくる。ヘルピングハンズ(POLARIS 3418等)や、卓上小型万力(PROXXON ミニバイス等)。後者は高いがしっかり固定できる。どんな方法でも作業ができる程度に固定できればOK。 -ホットボンドガン(グルーガン)及びホットボンド: --モールド用、100均で十分 -バーナー・ライター: --100均で十分。バーナーでないのはススが出る。 -デジタルマルチメータ --配線間違えチェックや抵抗値チェックなど安物でいいのであると非常に便利 **部品・工具等の入手先 [#n7ab07b8] -秋月電子通商 http://akizukidenshi.com/ -千石電商 http://www.sengoku.co.jp/ -マルツパーツ館 http://www.marutsu.co.jp/ -共立エレショップ http://eleshop.jp/ -100円ショップ ダイソー http://www.daiso-sangyo.co.jp/ *コメント [#x2dac9f1] #comment