金属的で硬い高音が特徴。 原音忠実性はなしに等しい。高音寄りのドンシャリ。 解像度、音場感、定位はまずまず。値段相応。 エージング必須。(100時間くらい?) 控え目だった低音域が出るようになる。ボワつかず、適度に音圧があり質が高い。 中音域は低音や過剰気味の高音に負けず、クリア。 高音域も硬さは徐々に取れ聴きやすくはなるが、それでも刺激が強い傾向は変わらず。 ドンシャリが苦手な人には向かないイヤホンだろう。 ヴォーカルはなかなか艶っぽく、ギターも輪郭はっきりで存在感がある。 ドラムはアタック感が強く、シンバルはタイトで金属的。 弦楽器系はそつなく鳴らすが今ひとつ厚みや温かみが感じられない様な気がする。 金管、木管、打楽器は芯があり高らかで気持ちがいい。 ピアノは硬くて冷たい音。好みが分かれそう。 打ち込み系はスピード感、切れは良いが中、高音域が細く迫力が足りない印象。 全体的に荒削りだが華やかで明るい元気な音。ポップスやロックをノリ良く楽しむには向いている。ただ、ゆったり聴くには不向きか。ジャンルによってはこの派手な明るさが曲の雰囲気を台無しにしている感も。 音質を得るにはイヤーチップをしっかり耳に装着することが重要だが、プラグが重く耳から外れやすい。