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BUFFALO Hack/玄箱 のバックアップソース(No.3)

**玄箱 [#i16cf8c8]
#ref(http://www.kuroutoshikou.com/products/kuro-box/kuro-box.jpg,left,around,nolink,玄箱)
 玄人志向「玄箱」(くろばこ)は、[[玄人志向:http://kuroutoshikou.com/]]が2004年2月に発売開始したNAS組み立てキット。

 当初は筐体が、ベースモデルであるバッファローから発売されているLinkStationのケースを黒く塗装していた物であったため、需要に対して、生産が追いつかず、予約の受付さえ打ち切らざるを得ない状況に陥った店舗すらあるような状態であった。
 この事態は、2004年9月に入り、筐体が玄箱専用設計に切り替えられ生産効率が上がったこと、品物がある程度行き渡ったこと、等から品不足は解消している。
 システムは、内蔵FlashROMにカーネルが書き込まれ、マイコンにて、ファンコントロール、電源コントロール等を行う。
 マイコンへは常時電源供給が行われているが、ネットワークインターフェイスのチップには電源が供給されていないため、WoLを使う事は出来ない。
 CPUがPowerPCと、比較的使われている汎用のCPUであり、Linkstationの解析情報から、発売時には比較的情報を得られやすい事、開発環境があったことなどから、低価格Linux端末としての需要が本来のNASキットとしてよりも大きかった。

 型番はKURO-BOXだが、後に電源を外し、ACアダプタで稼動するKURO-BOXXという限定商品も発売された。

 CPUから見た際、比較的遠くにあるRTCへ問い合わせを行うようなキャリブレーションと、VCXOを電圧を掛けずに実装するなどしているため、時計のずれが酷く、安い部品を使っているのではないかという噂が立った事もある。
 また、スピンアップ待ちの処理を、ループによって適当に作成しているため、HDDによっては、スピンアップの完了前にHDDアクセスが始まってしまい、起動に失敗するというケースもあった。
 電源は、メインボードの出来に比べ安物そのものであり、火を噴いたというケースもあるようだ。互換品が存在し、故障の際には代替パーツとして使われる。
 コネクタ以外のパーツは実装されている事から、前面USBポートは、コネクタの取り付けにより、利用できるようになるが、何故か、オークション等では逆に付く値が下がるという現象がある。
 

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