*HDL-GT/LCD [#j4e08f54] HDL-GT純正オプションの表示モジュールである。 122×32ドットのモノクロビットマップ液晶ディスプレイを搭載し、制御のボタンを四つと、内部でHUBに接続されたUSB Aポートを一つ持つ。 Ver.1.21以降のHDL-GT、HDL-GTR、HDL-GTR2Uシリーズのファームウェアと連携し、各種設定や、状態の表示を行う事が可能になる。 ホットプラグに対応し、IPアドレス設定時以外は着脱が可能である。 USBのホストコネクタは、HDL-GTと接続した際のUPS接続にのみ標準では対応している。 ただし、ハードウェアとしては、CP1202経由のシリアルデバイスとして認識されるものであるため、汎用のものになっているといえ、ホスト側からの制御があれば表示を行う事が出来る。 [[nsawa:http://www.piece-me.org/]]氏により、P/ECE上にエミュレータも開発され扱う事が可能である。下記の情報についても、HDL-GTのファームや、企画者のblog等の情報から氏が起こしたものである。 *ハードウェア仕様 [#i64db9ce] ・AVRマイコン ATmega644 20MHz (プログラム64Kb, SRAM 4Kb, EEPROM 2Kb, 40pin DIP!!!)。 ・SPI I/F付き。 ・モノクロビットマップ液晶 122x32。 ・ボタン4つ。 ・USB給電。 ・内蔵USBシリアルコンバータ(CP2102)でAVRと通信。 ・USB HUB 1port。 ・外付けシリアルEEPROM(2kのデータを保管可能)。 (デフォルトファームでは、USB断をチェックしてキャパシタでSRAMから退避)。 尚筐体には空きスペースが多くあるようである。 *制御コマンド仕様。 [#ff3ecfe5] |コマンド|応答|説明| |@TITLE|@ACK @TITLE|タイトル画面を表示し、ボタン入力不可モードにします。| |@HELLO|@ACK|ボタン入力可能モードにします。| |@HANTEN|@ACK|画面のドットをすべて反転します。| |@LED,{1or2},{ON or OFF or BLINK or FAST}|@ACK|各々POWERランプ、ERRORランプを、点灯、消灯、点滅、高速点滅します。| |@LOG,{20文字以内} |@ACK|ログを記録します。一件20文字×最新の99件が記憶されています。| |@LOG {20文字以内}|@ACK|同上。| |@SHOW,LOG|@ACK @BACK|ログ表示モードにします。ユーザーがCANCELボタンを押すと、@BACKを通知して、ボタン入力可能モードになります。| |@SHOW LOG|@ACK @BACK|同上。| |@CON,{1-99}|@ACK|液晶画面のコントラストを設定します。| |@CON|@CON,{1-99}|液晶画面のコントラストを取得します。| |%{16進数976文字}|@ACK|画面表示を更新します。16進数の並びは、任意の位置で「,」や改行文字で区切られていても構いません。| |#{16進数976文字}|{16進数976文字をエコー} @ACK|同上。| ||@SW,{1 or 2 or 3 or 4}|ボタン入力可能モードで、ボタンを押したときの通知です。| ||@NAK|コマンドに不正なパラメータを指定したときのエラー応答です。コマンド自体を間違えたときは、何も応答しません。| コマンド送信のキャラクタ間タイムアウトは約5秒間であり、途中で5秒間以上間隔を空けると、それまでに送信した文字列がキャンセルされる。 また、コマンドは先頭から解釈されコマンドの後ろに余分な文字が付いていても、無視され、受信したコマンドを実行する。 尚、接続後11分間コマンドを受信しない場合、「LANDISK NOT FOUND!」と表示される。 これは定期的に本体側からの送信があることが前提になっているため、応答なしと判断される事による。タイマのクリアはコマンド受信がトリカとなるため、HDL-GT/LCDのボタンなどの操作ではキャンセルされない。 これらのコマンド仕様は、FTS-NASシリーズのLCD制御コマンドに由来するものである。