#amazon(B00013NCJ2,right,image) #amazon(B0009QD9OO,right,image) #amazon(B000AND1C6,right,image) #amazon(B000EPC27K,right,image) -LANDISK(SH4) [[株式会社I-O DATA機器:http://www.iodata.jp]]のLAN接続HDDの三世代目。 そして、現シリーズへのベースとなった製品である。 シリーズ名は、前の世代を受け継ぎLANDISKだが、アダプタであることと、i-Connectを捨て、USBポートを二つを装備、HDDを内蔵し、単体で動作するようになった。 二つのUSBポートは、内蔵しているドライバや、ファームウェアの都合により、HDD(マスストレージデバイス)と、プリンタのみに対応し、USB HUBを経由した接続はサポートしない。 その制約により、[[同社:http://www.iodata.jp]]製USB接続HDDのうち、HUBを内蔵した機種は対応外になるという状況になった。 旧世代では、CFにプログラムが書き込まれていたが、この世代から、実ファームウェアはHDD内に書き込まれるようになった。 また、アダプタである事を捨てた事により、大幅な速度の向上を果たし、旧世代に対し、大きな進化を遂げた。しかし、裏を返せば、旧世代のブリッジとしての機能が、転送に忙しく、実作業に手が回っていないような設計の不味さがあったということでもある。 ファームウェアは、CPUが同じ事もあり、特に起動周りの処理は、旧世代を引きずっている面もある。 システムは、SH-ipl+gのみが書き込まれたFlashROMから、HDD上のsh-liloを読み込み、ファームをブートするようになっている。起動デバイスは、内蔵HDDのみであるため、その後、HDDを抜いた製品を子ブランドで発売する際に、インストーラが開発できず、お蔵入りしそうになる一面もあった。 IPL時のシリアルコンソールの通信パラメータは9600bps/N/8/1/フローコントロール無しである。 HDDにシステムがあることによる書き換えのしやすさ、Linuxとそのアプリケーションにより構成されていること、比較的安価であること等から、解析、改造等をおこない遊ぶ者が出始め、その成果は、LAN Tankへとつながっていく。 旧世代から続くSHシリーズの採用、利用実績から、[[ルネサス テクノロジ:http://japan.renesas.com/]]のSHシリーズの広告が掲載される事にもなるが、その月に発表されたシリーズは、次の世代では同シリーズのローエンドまで担う事になるARMコアを利用したGigaLANDISKであるという皮肉な出来事もあった。 見た目の構造、感触は物理スイッチのようであるが、電源スイッチはソフトウェアスイッチである。そのため、システムに異常があった場合、電源を切る事が出来なくなる事もある。また、必ずしも、スイッチの状態と、本体の状態は一致しない。 -HDL-Uシリーズ。 SH4のLANDISKとして、スタンダードなモデルである。 筐体は、同社、HDXシリーズをベースにしている。 基板は何度かのマイナーチェンジはしているものの、ソフトウェアから見た場合は同一に見える程度の変更でしかない。 USBの制御チップは5本のダウンストリームを備えているが、実装されているのは二本のみであり、HUBについては、ハードウェア的な理由ではなく、ソフトウェア的な理由で対応外になっている。 省電力機能として、HDDのスピンダウンが実装されているが、外付けUSBHDDについては、それは適用されない。また、外付けHDDは、FAT32若しくは、専用フォーマット(ext2)のみに対応しており、ext2を利用する場合、データを保持したまま取り外せるような設計にはなっていない。中身のデータを移動する形で、読み出せるようにする事はできるが、普通に再接続してしまうと、フォーマットを促されるので気をつけないとデータを失う事になる。 プリンタの共有については、双方向通信は行えない。 省電力機能でHDDをスピンダウンでき、システムの起動まで行うと利用可能な状態になるまでに時間が掛かるため、短期的な管理には向かないものの、WoLに対応し、端末と距離があっても電源を入れることが出来る。また、ファンレスであり、標準のドライブは、45400rpmであるため、熱対策に不安は残るものの、HDDのスピンドルが停止したときはほぼ無音である。 -HDL-URシリーズ。 上記モデルのファームウェアにRICOH「IPSiO Gシリーズ」のドライバを組み込み、プリントモニターに対応したモデルだが、そのニッチさに、数が出ていないのか、ファームのアップデートが何回かスルーされることもあったモデルである。 -HDL-WUシリーズ。 IDEケーブルにコネクタを追加し、内蔵ドライブを二台にし、JBODで束ねることにより、大容量を実現したモデルである。当初の価格設定からすると、当事もっともビット単価の安かった250GB二台で、500GBを割安に提供するために作られたモデルと思われる。 筐体は同社HDWシリーズのものがベースとなっており、主基板がHDL-Uシリーズと同じため、ファンの制御回路を持たず、省電力機能は、HDDのスピンダウンのみにとどまり、空冷ファンは常に回り続ける。 また、両ディスクはプライマリのマスタとスレーブとして接続され、扱いもJBODであるため、ストライピングの様に速度が向上する事は無く、ドライブが増える事で、故障率も上がってしまうという欠点も持つ。 少なくとも標準ファームウェアでは、構成の選択肢は無く、ミラーリング、ストライピングなど、構成を変更する事は出来ず、できたとしても、筐体の構造上、ディスクの交換は一般ユーザにさせられるほど簡単ではない。 -HDL-AVシリーズ。 HDL-UシリーズにDiXiMメディアサーバ等、いくつかの機能追加を行ったモデルである。 -HDL-F #include(I-O Hack/LANDISK/ハードウェア,notitle) #include(I-O Hack/LANDISK/ソフトウェア,notitle)