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NPBBRL_URAWAZA のバックアップソース(No.1)

WaterMind 2ch Watch(PC): ブロードバンドルータNP-BBRLの隠し機能
http://watermind.spaces.live.com/blog/cns!E176CB14AB8BE134!174.entry

ブロードバンドルータNP-BBRLの隠し機能
ハードウエア板:■■■IO DATAのルーター その3■■■のレス

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552 不明なデバイスさん sage New! 2006/04/21(金) 01:31:33 ID:0tCSPSBx 
流れぶった切って。 

PBR005使ってた時、誰かが調べてくれた隠し設定が有用だったので、 NP-BBRLについても調べてみた。 

http://NP-BBRLのIP/advset.htm ※WANのKeep-aliveとUPnPの英語表示? 
destnb.htm ※ポリシールーティングの設定が英語表示なだけ? 
h-t_misc.htm ※t_miscのヘルプ 
primnb.htm ※インターネット接続設定が英語表示なだけ? 
sinfo.htm  ※システム情報 
statusnb.htm ※ステータスが英語表示なだけ? 
sysp.htm ※MTUとか 
t_misc.htm ※WOLとか 

尚、sysp.htmのMTUだけは自分で設定して、動作がおかしくなるような事は無かったが、それ以外は試してないので、自己責任で




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  ブロードバンドルータの定番と言えば,Buffaloの「BBR-4HG」をあげることが出来るだろう.BBR-4HGは,2003年10月に発売され,未だにファームが更新され続けているロングセラーのルータだ.このルータは,特徴は 

スタティックルーティング及びダイナミックルーティング(RIP1&RIP2)が可能で,ローカルルータとしても使用可能 
ICMPリダイレクト送信対応(ファームバージョン 1.30βより) 
ブロック可能なDoS攻撃の種類が多い 
DoS攻撃の通知メール送信やPCへのポップアップ表示可能 
DDNSクライアント機能内蔵 
リモートからのルータ設定が可能 
フレッツIPv6サービス対応 
パケットフィルタリングのスケジュール設定が可能 
VPNパススルー可能 
Syslogサーバへのログ転送可能 
ファームのオンラインアップデート可能 
公称スループット:PPPoEで92Mbps
といったところだ.これだけの機能を持ちながら,価格も実売5,000円程度に抑えられており,ファームも熟成されているためか,未だに最も売れているブロードバンドルータとなっており,私も愛用してきた. 

  

 もちろん,BBR-4HGにも弱点はある.例えば… 

アタックブロックやSPI等の設定を有効にすると,PPPoEにおけるスループットが40Mbps程度まで落ちてしまう(未確認). 
発熱量が大きく,設置環境によっては,熱暴走してハングする(横置きは出来るが,非推奨) 
管理者タイムアウトの設定が出来ない
と言った点だ.特に光ファイバーによるインターネットが普及するに伴い,このルータの実質スループットの低さが,2chの「バッファロー【BBR-4HG/4MG 統合スレッド】」等の掲示板でも問題視されるようになってきた. 

  

 そんな状況下,今年に入ってBBR-4HGのライバルとして発売されたブロードバンドルータがある.I/O DATAの「NP-BBRL」だ.噂によるとNP-BBRLは,ルータブランドとして有名だったパーソルのブロードバンドルータ「PBR005」の後継機種もしくは改造版らしい.ちなみにNP-BBRLは,SPI機能を持つが,PBR005にはなく,逆にPBR005はローカルルータ(RIP1)として使用可能(注:その後,スペック状は「可能」と表記されていたが,実際には使用できないことが判明した.詳しい経緯はこちら)だが,NP-BBRLはローカルルータとして使用出来ない(本当か?もしや…) 

  

 NP-BBRLの特徴は… 

低価格:実売3,500円ぐらい 
低発熱:鉄板並みの安定性 
高スループット:DoS攻撃ブロックやSPIを有効にしてもスループットが,下りで90Mbpsぐらい 
再起動が高速
 おそらくNP-BBRLで使用されているCPUが新しく,低発熱で高い演算能力を持つためなのだろう.逆に弱点としては,先ほど指摘したBBR-4HGの特徴的な機能を,ほとんど持っていない点があげられる.このためNP-BBRLの購入を予定している方は,必要な機能をNP-BBRLが持っているかどうか,チェックすることをお薦めする. 

  

 付け加えるとNP-BBRLにはもう一つ,弱点がある.それは外見だ.私はルータの購入において,その外見には全くこだわらない方で,機能や通気性などを重視して製品選択をしている.NP-BBRLの購入を決定したときも,その高速性に惹かれてAMAZONで通販購入した.しかし届いたNP-BBRLの箱を開梱して,本体を取り出したときは,さすがの私も絶句した.「100円のオモチャの箱が出てきた!」 

  

 プラ筐体のデザインは,味も素っ気もない新書本のような形であり,その表面の質感も,つや消しの白で,本当にオモチャ用のプラスチックとしか言えないものだった.LEDランプの背景も,地味な灰色でまさに,「今にも雪が降り出しそうな冬の曇り空」とでもいった感じで,寂寥としている.これは,もうちょっとなんとか,ならないものだろうか… 

  

 前置きが長くなったが,このNP-BBRLの隠し機能に関する新情報が,上記のレスだ.実際,手持ちのNP-BBRL(ファーム1.01)で,隠し設定ページアクセスしてみたところ,確かに英語の設定ページが表示された. 

  

 これらのページの中で特に興味深いのは,WOLによるPCの電源投入が可能であった点だ(未確認).この機能は,遠隔地からPCをメンテしたい時には,たいへん役に立つ機能だ.つまり,遠隔地からルータの設定ページを開き,WOLでメンテしたいPCの電源を入れて,後はリモートデスクトップやVNCで接続し,メンテを行うというわけだ.(要ポートフォワード設定)  

  

 ただ同時に気になるのは,現在のNP-BBRL(ファーム1.01)では,WAN側からルータ設定ページを開くことができず,このWOL機能が宝の持ち腐れ状態にあることだ.もしかしたら,まだ機能が隠されていて,BBR-4HGのように,リモートからルータ設定ページを開くことが出来るのかも知れない.実際,PBR005では「リモート管理ホスト」の設定が可能だった. 

  

 高速性が売り物のNP-BBRL,多機能が売り物のBBR-4HG.消費者にとっては,このような選択が出来るようになったのは,喜ばしいことと言える.この2台が今後激しい競争を展開すれば,ブロードバンドルータは,より安く,より多機能で,より高速になっていくのかも知れない.ただ,NTT西日本の「フレッツ光プレミアム」のように,ブロードバンドルータが不要な光ファイバーインターネットも出てきている.そうなると,ブロードバンドルータも,かつてのRS-232C接続の外付モデムのように,過去の遺物となる日が来るのだろうか?

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