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NTP/推奨公開サーバ のバックアップソース(No.10)

日本国内であれば誰でも利用できる公開[[NTPサーバ>NTP]]の一覧です。

利用しているプロバイダがNTPサーバを[[''提供していない場合''>NTP/プロバイダ・機関別]]は、このページのNTPサーバを利用しましょう。

海外のNTPサーバを国内から利用すると、通信遅延と揺らぎが大きく十分な精度が得られません。また、海外の有名NTPサーバは世界中から利用されていることが多く、トラフィック量とサーバー負荷の関係からも精度が低いです。NISTやNASAなどの海外の公開サーバを利用するよりも、できるだけ国内のサーバを利用しましょう。

ラウンドロビンの場合、ntpdであればserverではなくpoolで、OpenNTPDであればserverではなくserver''s''で指定することで、ラウンドロビンのすべてのサーバを参照するようになります。 

''※注意、本ページの内容は全て無保証です。''


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''目次''

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* インターネットマルチフィード (MFEED) [#b12c0130]

''提供組織:'' [[インターネットマルチフィード  (MFEED)>https://www.mfeed.ad.jp/]]
''案内ページ:'' [[時刻情報提供サービス for Public>https://www.mfeed.ad.jp/ntp/overview.html]]

- 下記ホスト名を指定するとIPv4、IPv6いずれの場合も3台のNTPサーバをラウンドロビンで参照する。
 ntp.jst.mfeed.ad.jp
-- 複数設定が可能な場合
 ntp1.jst.mfeed.ad.jp
 ntp2.jst.mfeed.ad.jp
 ntp3.jst.mfeed.ad.jp
-- IPv6の場合
 ntp1.v6.mfeed.ad.jp
 ntp2.v6.mfeed.ad.jp
 ntp3.v6.mfeed.ad.jp
- stratumは全て2
- 時刻源はNICTの[[ネットワークによる時刻情報提供サービス(NTPサービス)>https://jjy.nict.go.jp/time/service/ntpservice.html]]。専用線経由で提供される日本標準時を高精度のままで提供。
- IPv6対応。
- インターネットマルチフィードは、ISP間を相互接続するIX(JPNAP)を運用しているため、国内の多くのISPと直接接続されている。多くのISPからは、SINET上にあるNICTの公開サーバよりもMFEEDの公開サーバの方がネットワーク的に近い。
- twitter上で、メンテナンス情報または工事情報を発信。[[@ntp_for_public>https://twitter.com/ntp_for_public]]

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* 独立行政法人情報通信研究機構 (NICT) [#hf7bbb0e]

''提供組織:'' [[独立行政法人情報通信研究機構(NICT)>https://www.nict.go.jp/]]
''案内ページ:'' [[日本標準時プロジェクト 公開NTP>https://jjy.nict.go.jp/tsp/PubNtp/]]

- 日本標準時を供給している情報通信研究機構(NICT)によるサービス。
- 下記ホスト名を指定するとIPv4の場合5台、IPv6の場合3台のNTPサーバをラウンドロビンで参照する。
 ntp.nict.jp
- stratum 1でありながら個人での利用も認めている。
- 時刻源は日本標準時の生成に用いられているNICT保持の原子時計。
- NICT開発の耐負荷・耐クラッキング・高精度・高信頼な単機能ハードウェア(FPGA)時刻同期サーバー
- 精度は日本標準時に対して10ナノ秒以内(ハードウェア実装のため、リクエストの集中による精度の低下もない)。
- 冗長システム構成、 標準時計並みの運転環境。
- 処理性能は毎秒100万リクエスト以上。
- IPv6対応。
- https/http経由でも利用可能。この場合にはstratum 2。A系はhttps、B系はIPv6対応。
-- [[得られるタイムスタンプはNTP/POSIX/JSON/JSONP/時分秒 形式>https://www.nict.go.jp/JST/http.html]]。(2020年7月14日付で、[[http/httpsを利用した時刻配信の停止に向けた取組みが発表された>https://jjy.nict.go.jp/httphttps-index.html]]。[[時限的な停止スケジュールが予告されている>https://jjy.nict.go.jp/schedule.html]])
 ntp-a1.nict.go.jp
 ntp-b1.nict.go.jp
- 2007/03/26付けでntp.orgの[[Primary Serverリスト>http://support.ntp.org/bin/view/Servers/StratumOneTimeServers]]に登録。
- 2010/02/18よりJPIX内のサーバからも配信していたが([[報道資料>http://www2.nict.go.jp/pub/whatsnew/press/h21/100218/100218.html]])、2011/01/23から停止中。
- 2020/3/9より、従来の小金井本部に設置されたサーバーに加えて神戸副局にもサーバーを設置。
- NICTはSINET上にあるため、多くのISPからは自社網→JPIX→SINET→NICTと経由することとなり、MFEEDと比較するとhop数やpingの応答の面では不利となる。

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* NTP POOL PROJECT [#b1571a2a]

''提供組織:'' [[NTP POOL PROJECT>https://www.pool.ntp.org]]
''案内ページ:'' [[NTP POOL PROJECT(の日本サーバのプール)>https://www.pool.ntp.org/zone/jp]]

 0.jp.pool.ntp.org
 1.jp.pool.ntp.org
 2.jp.pool.ntp.org
 3.jp.pool.ntp.org

- 有志によって提供された複数のNTPサーバが参照される。
- stratumの異なる様々なNTPサーバが参加しているため、サーバによってstratumは2〜4と差がある。
-- 現在の国内サーバは殆どがstratum2である。
- 日本国内のサーバはIPv4は23サーバ、IPv6は25サーバが利用可能。(2019/11/26現在)
-- 世界的なプロジェクトで、参加サーバも[[増え続けている>https://www.pool.ntp.org/zone/@]]。

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* 国立天文台・水沢VLBI観測所・天文保時室 (NAO) [#b262580b]

''提供組織:'' [[国立天文台>https://www.nao.ac.jp/]]
''案内ページ:'' [[ネットワーク時刻同期システムの運用>https://www.miz.nao.ac.jp/vlbi/ntp.html]]

- UTCの決定にも寄与している国立天文台のサービス。
- 下記ホスト名を指定すると3台のNTPサーバをラウンドロビンで参照する。
 s2csntp.miz.nao.ac.jp
- stratumは2
- 時刻源は天文保時室所有セシウム原子時計群のマスター時計の1秒信号に同期するstratum 1サーバを内部参照

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* Ring Server Project [#d1ff7cef]

''提供組織:'' [[Ring Server Project>http://www.ring.gr.jp/]]
''案内ページ:'' [[NTP service : ntp.ring.gr.jp>http://www.ring.gr.jp/ring/ntp.html.ja]]

- 下記ホスト名を指定すると、プロジェクト参加組織の複数のNTPサーバをラウンドロビンで参照する。
 ntp.ring.gr.jp
もしくは
 ntp0.ring.gr.jp
 ntp1.ring.gr.jp
 ntp2.ring.gr.jp
- 下記ホスト名を指定すると、DNS balanceを用いてネットワーク的に一番近いサーバへ誘導される(試験提供)。
 ntp.dnsbalance.ring.gr.jp
- 特定のサーバに負荷がかからないよう、Ring Server Project参加組織のサーバで分散してサービスを提供している。
- stratumの異なる様々なNTPサーバが参加しているため、サーバによってstratumは2〜4と差がある。
- 2019年現在ほとんどメンテされていない模様。新しく設定するなら他のサービスを選んだほうがよさそう。

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* e-timing (アマノビジネスソリューションズ) [#h946fa09]

''提供組織:'' [[アマノビジネスソリューションズ株式会社>https://www.e-timing.ne.jp/]]
''案内ページ:'' [[NTPサーバ>https://www.e-timing.ne.jp/product/timestamp/open-server/]]

 ats1.e-timing.ne.jp

- stratumは1。
- 時刻源は自社管理の原子時計。自社サービスであるタイムスタンプ、時刻配信・監査サービスにも用いられるもので、GPSコモンビュー方式によってNICTの原子時計との時刻比較が行われている。


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* Google Public NTP [#g82f2e62]

''提供組織:'' [[Google LLC>https://www.google.com/intl/ja/about/]]
''案内ページ:'' [[Public NTP | Google Developers>https://developers.google.com/time/]]


- 下記ホスト名を指定すると自動で最適なサーバを参照する。IPv6対応。
 time.google.com
-- 複数設定が可能な場合
 time1.google.com
 time2.google.com
 time3.google.com
 time4.google.com

- stratumは1。
- 時刻源は自社管理の原子時計。うるう秒は挿入されず、うるう秒挿入の前後の[[合計20時間にわたってクロックをわずかに遅延させる>https://developers.google.com/time/smear]]ことで対応。
- 北米・ヨーロッパ・アジアのサーバで負荷分散。SLAは無保証。
- SNTP バージョン3と4にも対応。

* Cloudflare Time Services [#r60f4891]

''提供組織:'' [[Cloudflare, Inc.>https://www.cloudflare.com/ja-jp/about-overview/]]
''案内ページ:'' [[Cloudflare Time Services>https://www.cloudflare.com/time/]]


- 下記ホスト名を指定すると自動で最適なサーバを参照する。IPv6対応。
 time.cloudflare.com

- stratumは3。
- 時刻源は不明。(refidはローカルIP)
- 精度よりセキュリティ重視?Network Time Securityという新しいプロトコルにも対応している模様。[[Network Time Security (NTS) - Cloudflare Time Services>https://developers.cloudflare.com/time-services/nts/]]
- うるう秒の処理は通常通り。(GoogleのようなのSmearing(分散挿入)はなし)

*コメント [#fb533cae]
- jst→jistに修正しました。 -- [[藤崎]] &new{2017-01-17 (火) 14:44:47};
- しつこく荒らしに消されるので、気付いた人、復元よろしく。 -- [[yuki   Fujisaki]] &new{2017-01-29 (日) 18:09:17};
- 部分削除の荒らしにも注意。 -- [[渋谷]] &new{2017-01-29 (日) 18:40:54};
- IPv6はDNSでAAAAが返されないと使用できない。日本国内ISP -- [[飯村]] &new{2017-06-03 (土) 15:03:18};
- NAO,Ring,e-timing,の3サイト ping通らずタイムアウト 7/15 09時台 --  &new{2017-07-15 (土) 09:22:06};
- NAO,Ring,e-timingの3サイト 現在は正常に稼働しています。 -- [[名無し?]] &new{2017-09-04 (月) 11:10:16};
- NAOの案内ページが消えた? --  &new{2018-10-06 (土) 01:11:38};
- NAOの案内ページが消えた? --  &new{2018-10-06 (土) 01:13:08};
- ntp.ring.gr.jp は、同期出来ない模様(10/11時点)。pingも応答なし。 --  &new{2019-10-12 (土) 15:26:19};
- NTP POOL PROJECT の記載順を3番目にupしました -- &new{2019-12-07 (土) 10:40:00};
- MFEED、NICTのリンク先修正(リンク切れ、https化)。NICTの神戸副局に関する記述を追加

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