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Rasteme/RSDA202の紹介と改造/+5Vの別電源化 のバックアップソース(No.1)

***概要 [#m6555c01]
トライパスキットスレで編み出された改造術です。音の奥行きが増し、低音がくっきりし、高音が大人しく滑らかになり、非常にクリアな音質になりますが、RSDAに内蔵するには配線を引き回して空中配線しなければならないので難易度が高めです。
ICにはレギュレーターが内蔵されています。30pinから+5Vが出力(GEN)され、2pinと8pinに自家供給しています。
この+5Vは質を高めるためにあえて内部結線せずに、わざわざIC外へ一度出して回路図の4つのコンデンサ(Cs)を通ることで整えられていると考えられます。
内蔵レギュレーターを停止して、外部からもっと質の良い、安定した+5Vを供給することを+5V別電源化、または+5V切り離しと呼んでいます。
■[[三端子レギュレーター>http://spectrum123.at.infoseek.co.jp/buhin/regulator/regulator.htm]]のINとOUTに電解デカップリングコンデンサを使うので、その選び方で音質が左右されます。
■ICの+5VGENとOUTの+5Vをショートさせてしまうと、数秒でICが焼けて壊れますので特に注意して下さい。
***手順 [#ee61877f]
まず、ICの30pin足をニッパーで切り離します。32pinICなので、右から3番目が30pinです。足はICの根本で切るとICのパッケージにダメージが出る場合があるので、少し離れた切りやすいところで切ります。
吸い取り線でスルーホールのハンダを取り除いて基板に残った足を外します。
[[+5V三端子レギュレーター>http://spectrum123.at.infoseek.co.jp/buhin/regulator/regulator.htm]](定格は1A以上の方が良いでしょう)のIN(+12V)とGND間、GNDとOUT(+5V)間にそれぞれ0.1uFの積セラを直付けします。
これをジャンパーピンの上・内側に、ケースを放熱板として接するように横向きに取り付けます。ジャンパーピンの所は開口してるので、ケースとICをクリップなどで挟んで固定することも出来ます。
入力側デカプとして、220uF〜1000uFのオーディオ用電解コンデンサの足に0.1uFのフィルムコンを直ハンダします。これを[[(3)>#tc24812a]]で撤去したスペースに配置する場合は17×40mmくらいのサイズまで置けます。
R7の抵抗の足(手前側)から入力側デカプのプラスまで配線し、続けてレギュレーターのIN足まで配線します。この時、2本に分けず1本の配線の途中を剥いて使うのがうまいやり方です。
出力デカプとして47uF〜220uFの特性の優れたオーディオ用電解コンデンサの足に0.1uFのフィルムコンを直ハンダします。これをC3,C4の上空あたりに配置します。レギュレーターのOUTから出力側デカプのプラスまで配線し、続けて基板の30pinスルーホールまで配線します。
基板の裏のDCコネクタのマイナスから配線を引き出します。ケース左上の隙間か、ねじ穴から表に引っ張り出します(ねじあなを使う場合は、基板を3点ねじ止めに変更)
そのマイナス線をレギュレーターのGND足に繋ぎます。GND足からは、入力側デカプのマイナス、出力側デカプのマイナスへ繋ぎます。
結線が済んだら、三端子レギュレーターの足とケースが触れてショートしないように、絶縁します。スミチューブで、積セラごと、足をくるんで下さい。
■スペースとの格闘になりますので、いきなりハンダを始めずに必ず仮配置して、位置関係や向きや配線の長さを良く把握してから結線して下さい。
プラス配線とマイナス配線をペアで取り回す部分が2カ所ありますが、ノイズ予防に中尾彬のねじねじをして下さい。webでアンプの内部結線写真を見つけてねじねじを倣って下さい。

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