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ThinkPad/Li-Ion/FAQ のバックアップソース(No.2)

適当にまとめてみてますが、半端なので編集して補足してやってください。
なお、この FAQ の参考資料も [[ThinkPad/Li-Ion]] に同じです。

#contents

**方法とかの話

***バッテリを使い切る、ってどうすればいいの?
-ノートパソコンにそういう機能があるときは、それを使えば OK
-そういう機能のないノートは BIOS 画面で省電力関連の機能をすべて切って、 BIOS 画面で電源が落ちるまで放置。
-使い切った後は、バッテリが室温程度に冷めてから充電を始めると吉です。

なお、早く使い切ろうとして負荷を掛け続ける、とかはしない方がよさそう。また、これ以上の放電(電球とかモーターとか繋ぐ)も過放電の原因になるため、行わないほうが無難です。

**バッテリについての知識

*** AC 接続のままで使うのがマズい理由
-下の 2 項目を読んで下さい。

***なぜフル充電で放置しちゃだめ?
フル充電近く保たれたバッテリは、常に負極にイオンが集約された状態となり、結果的に負極板の劣化が進んでしまいます。つまりフル充電状態というのは、バッテリセルにとっては一番ストレスの高い状態です。

このことから、フル充電状態での放置(あるいは、 AC 接続のまま 100% 近くに保ち続ける)はバッテリの劣化を早めるので、やめた方がいいです。


***Li-Ion バッテリが熱に弱いというのは?
Li-Ion バッテリは熱に弱いです。

高温中に保存されると、 Li-Ion 内部の電解液が化学反応を起こして酸化します。酸化する途中、電解液の一部がガス化されて僅かにバッテリ内に蓄積し始め、これが継続するとバッテリの内圧が上昇して、''最悪破裂します''。
これを防ぐため、内圧がある一定以上になると電流遮断弁が働き、バッテリへの回路が遮断されます。

また、酸化することによりリチウムイオンの量が減り、結果的に満充電容量の減少に繋がります。



***外したまま放置しても過放電にはならないの?
基本的に 50% 程度で取り外して放置しても、数年は大丈夫だとか。

-Li-Ion バッテリは自己放電率は比較的低く、また残量が減って電圧が下がっていくほど自己放電率も下がります
-内蔵されているマイコンの動作のために、放置していれば僅かながら消費していきますがほとんど無視できるオーダーです

このため、放置することによる電池の劣化は無視しても大丈夫だと思われます。


***メモリ効果がないというのは本当?
Li-Ion セルにはメモリ効果はありません。このため、本来は継ぎ足し充電を行っても問題ありません。しかしバッテリ "パック" として見たとき、マイコンの学習の狂いが原因で、見た目上の容量が減少する、という現象が発生します。

>リチウムイオン電池は、そのバッテリパック内にあるマイコンによって制御されています。このマイコンは、過充電、過放電を防ぐために搭載されていて、電池のセル個体差よるバラツキを考慮し、充電や放電におけるギリギリのポイントを学習しています。これは、充電サイクルや放電度合い、電圧差などの情報を元に行われますが、継ぎ足し充電を繰り返しているとこの学習に狂いが生じ、結果として見た目上のバッテリ容量が減ってしまう原因となります。また、充電するたびに容量が上下して見えるのもこのためです。

>対策として、バッテリの満充電→使い切るのサイクルを 2 〜 3 回やれば、この狂いを修正することができるため、月に一回程度は実行すると良いでしょう。

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