![[PukiWiki]](/image//pukiwiki.gif "[PukiWiki]")
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**''&color(blue){&size(24){Q1:そもそも、破産とはどんなものなのですか。};};'' [#lab85993] ''&color(red){&size(24){A1:破産とは、債務超過又は支払不能の状態にある人の財産を現金化して債権者に平等に分配する手続のことです。};};'' **''&color(blue){&size(24){Q2:同時廃止というのは何のことですか。};};'' [#x98e3f96] ''&color(red){&size(24){A2:破産手続では、本来、破産管財人というのが選任され、破産者の財産を現金化して、債権者に分配しますが、破産者にめぼしい財産がなければ、そのようなこともできません。そのような場合には、破産手続開始決定 と同時に破産手続を廃止して、破産手続自体を終了させます。これを同時廃止といいます。};};'' **''&color(blue){&size(24){Q3:ほとんど財産がなければ、同時廃止になると考えてよいのですか。};};'' [#s9d2bb65] ''&color(red){&size(24){A3:原則としてそうです。ただ、法人の代表者の場合、免責不許可事由があるような場合、管財事件になることもあります。};};'' **''&color(blue){&size(24){Q4:「免責不許可事由」というお話がでましたが、「免責」というのはどういうことでしょうか。};};'' [#tde15e37] ''&color(red){&size(24){A4:実は、破産手続が終了しても 債務は残ったままなのです。この残った債務を支払わなくてすむようにする手続が免責手続です。免責決定がなされて初めて債務を支払わなくてすむようになります。従って、むしろ債務者にとって免責を得られるかどうかの方が重要なのです。};};'' **''&color(blue){&size(24){Q5:免責不許可事由というのは、なんなんでしょうか。 };};'' [#bc00b684] ''&color(red){&size(24){Ａ５ 免責を受けられなくなる場合のことだと考えてください。免責不許可事由には色々なものがありますが、サラ金の借入などの場合には、浪費やギャンブル、カードで買ったものの転売、破産状態になってからの借り入れなどが問題になることが多いようです。};};'' **''&color(blue){&size(24){Q6:免責不許可事由があるともう免責は受けられないのでしょうか。 };};'' [#ne757f3e] ''&color(red){&size(24){A6:そんなことはありません。裁量 免責といって裁判所が諸般の事情を考慮して免責を認めるケースも数多くあります。 また、一部免責といって、管財人の監視の下で債務額の1〜4割を積み立て、それを 債権者に配当することによって残りを免責するという運用も行っている裁判所もあります。};};'' **''&color(blue){&size(24){Q7:実際には、どのような場合に、免責が不許可となるのでしょうか。 };};'' [#m6218ac6] ''&color(red){&size(24){A7:裁判所や裁判官によって異なりますが、例えば、[[東京地裁:http://www.courts.go.jp/tokyo/]]では、資産隠し、管財人、裁判所への非協力といったことがなければ、概ね免責されるようです。};};'' **''&color(blue){&size(24){Q8:それでは、実際に、破産・免責というのは、どのように進むのですか。};};'' [#r683dcfa] ''&color(red){&size(24){A8:同時廃止の場合を前提にしますと次のようになります。};};'' ''&size(24){�’忙鎖塾�（原則として同時に免責申立とみなされる）};'' ''&size(24){��破産審問};'' ''&size(24){�Ｇ忙嵯萃蝓米瓜�廃止）};'' ''&size(24){�ご永鷂�告};'' ''&size(24){�ヌ叛嫂蛙�};'' ''&size(24){�μ叛娵萃�};'' ''&size(24){�Т永鷂�告};'' **''&color(blue){&size(24){Q9:本人が裁判所にいかなくてはならないのは、どの手続の時ですか。};};'' [#t943c767] ''&color(red){&size(24){A9:原則として、A8の�△鉢イ了�です。ただ、[[東京地裁:http://www.courts.go.jp/tokyo/]]・[[横浜地裁:http://www.courts.go.jp/yokohama/]]などでは、弁護士が代理人になっている場合は「即日面接」といって、申立後、直ち（数日以内）に弁護士が裁判官と面接し 問題が無ければ、 その日に破産決定・同時廃止となります。 [[札幌地裁:http://www.courts.go.jp/sapporo/]]では免責審尋も不要で、[[東京地裁八王子支部:http://www.courts.go.jp/tokyo/]]・[[千葉地裁:http://www.courts.go.jp/chiba/]]・[[さいたま地裁:http://www.courts.go.jp/saitama/]]・[[大阪地裁:http://www.courts.go.jp/osaka/]]・[[水戸地裁:http://www.courts.go.jp/mito/]]・[[長崎地裁:http://www.courts.go.jp/nagasaki/]]では 書類に不備が 無ければ 即日面接もなしに破産決定・同時廃止されるようです。};};'' **''&color(blue){&size(24){Q10:破産から免責までどのくらいの期間がかかるのでしょうか。};};'' [#t43ded87] ''&color(red){&size(24){A10:裁判所や本人の申立か弁護士の申立かによって大きく変わりますので一概にはいえません。ただ、[[東京地裁:http://www.courts.go.jp/tokyo/]]で弁護士が代理人として申し立てる場合は、順調にいけば、申立のその日に破産決定・同時廃止、約2ヵ月後に免責審尋、免責審尋から1週間〜10日で免責決定となります。なお、管財人がつく場合は、これとは全く異なりますのでご注意下さい。};};'' **''&color(blue){&size(24){Q11:免責審尋にはどのような服装で行けばよいでしょうか。};};'' [#sf1b8434] ''&color(red){&size(24){A11:華美なものとか、極端にラフな格好でなければよいと思います。会社勤めの方は、通常、出社するときの服装をイメージすれば、よいと思います。};};'' **''&color(blue){&size(24){Q12:免責はいつ確定するのでしょうか。};};'' [#z20ba1fc] ''&color(red){&size(24){A12:免責決定後、２〜３週間で免責決定があったことが官報に掲載されます。官報掲載から２週間、債権者から抗告の申し立てがなければ、免責が確定します。};};'' **''&color(blue){&size(24){Q13:破産をすると戸籍や住民票に載ってしまうのですか。};};'' [#ebb3d482] ''&color(red){&size(24){A13:そんなことはありません。ただ、破産手続開始決定が確定すると裁判所から破産者の本籍地の市区町村役場にその旨が通知されて、破産者名簿に記載されます。これにより、市区町村発行の身分証明書には破産の記録が記載されることになります。};};'' **''&color(blue){&size(24){Q14:破産をすると選挙権がなくなるのでしょうか。};};'' [#kcda4962] ''&color(red){&size(24){A14:そんなことはありません。};};'' **''&color(blue){&size(24){Q15:破産をすると勤務先や近所の人に知れてしまうのでしょうか。};};'' [#gd715ca0] ''&color(red){&size(24){A15:裁判所から勤務先などに通知がされることはありません。官報というものに破産した事実が載りますが、通常、官報を見ている人は稀ですから簡単に知られることはありません。};};'' **''&color(blue){&size(24){Q16:同居の家族に知られずに破産をすることは出来ますか。};};'' [#v03d5540] ''&color(red){&size(24){A16:自分で破産申立をした場合、裁判所から自宅に関係書類が郵送されてきますので、家族に知られてしまう可能性が高いです。弁護士に依頼した場合そのような危険は少ないですが、何かの拍子に分かってしまう可能性は残ります家族にはきちんと説明をする方が望ましいと考えます。};};'' **''&color(blue){&size(24){Q17:破産をしたら保証人に連絡が行きますか。};};'' [#qcb26d63] ''&color(red){&size(24){A17:債権者は保証人に残った債権について請求をします。連絡が行くものと考えてください。};};'' **''&color(blue){&size(24){Q18:破産したら、家族などが債務を支払わなければならなくなりますか。};};'' [#maf6cbe1] ''&color(red){&size(24){A18:原則として、保証人になっていなければ、支払う必要がないケースがほとんどです。};};'' **''&color(blue){&size(24){Q19:自分が破産をすると家族がカードを作れなくなったりしますか。};};'' [#ec653a71] ''&color(red){&size(24){A19:保証人になっている場合などを除き、原則として影響はありません。};};'' **''&color(blue){&size(24){Q20:破産申立の直前に自動車、不動産等の名義を変更したり、所有物を売却しても良いでしょうか。};};'' [#j1ce1280] ''&color(red){&size(24){A20:絶対に禁止というわけではありませんが、財産隠匿の疑いをかけられ免責許可に影響する可能性があります。弁護士と協議の上、行うことは否定しませんが、独自の判断で行なうことは禁物です。};};'' **''&color(blue){&size(24){Q21:ローンが付いた車はどうなるのでしょうか。};};'' [#s8292ef4] ''&color(red){&size(24){A21:ローン会社が取り戻しに来ます。取り戻されるのを避けるには、保証人の方その他親戚の方などにお願いをして買い取ってもろうのが一般です。};};'' **''&color(blue){&size(24){Q22:ローンが終わった車はどうなりますか。};};'' [#c83f9484] ''&color(red){&size(24){A22:評価額が20万円未満ならそのまま保有できるのが一般的です。20万円以上の場合は、管財事件になります。管財事件になると、管財人に売却されてしまうのが原則ですが、管財人と話し合い、親戚の方などに買い取ってもらうとか、お金を積み立ててお金と引き換えに破産財産から放棄してもらう（自分の財産に戻ってきます）こともありえます。};};'' **''&color(blue){&size(24){Q23:破産をすると会社を辞めなくてはならないのですか。};};'' [#y8c1deea] ''&color(red){&size(24){A23:そんなことはありません。破産を理由に解雇することは認められていません。};};'' **''&color(blue){&size(24){Q24:破産をすると出来なくなる仕事はありますか。};};'' [#xf8bc41a] ''&color(red){&size(24){A24:破産者である期間は資格の制限があり、弁護士、司法書士、公認会計士、税理士、宅建取引業者、保険の外交員、警備会社の警備員、後見人などになることはできなくなります。しかし、免責決定が確定することで、復権（破産者でなくなる）し、これらの資格の制限は受けなくなります。なお、以前は、会社の取締役にもなれませんでしたが、2006年5月に施行された新会社法によって破産者であることは取締役の資格制限からのぞかれました。なお、資格制限については[[コチラ:http://syouhisyablog.seesaa.net/article/9034672.html]]が参考になります。 };};'' **''&color(blue){&size(24){Q25:お金がなくて弁護士が頼めません。どうしたらよいのでしょうか。};};'' [#kff182a7] ''&color(red){&size(24){A25:着手金の分割払いをみとめてくれる法律事務所もありますし、[[法テラス（日本司法支援センター）:http://www.houterasu.or.jp/]]に連絡をとって相談をしてみてください。};};'' **''&color(blue){&size(24){Q26:弁護士に依頼をするときには、どのようなものを持っていけばよいのでしょうか。};};'' [#uf63edf5] ''&color(red){&size(24){A26:初回の相談ということであれば、（無料相談でなければ）相談料（30分で5000円（消費税別）が通常）、印鑑（委任状作成に必要）債権者名簿（債権者の住所・氏名・連絡先・債権額などを記載したもの）及びその裏づけとなる 契約書、振込票などを持っていけばよいと思います。なお、弁護士から具体的な指示があれば。それに従ってください。};};''
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