表示システムを持たない、これらの製品にとって、いざというときに詳細を知るにはシリアルコンソールが必要となる。 状態を示すものとしては、本体に実装されたLEDがあるが、これは、ファームによる制御で最低限のことを伝えることしかできず、こちらからの入力も出来ない事になる。 *LinkStation/玄箱/玄箱HG [#v296ee98] |No.|信号|h |1|TxD| |2|RxD| |3|+3.3V| |4|GND| -シルク印刷の位置はJ1。 -初期状態は、RxDにつながっているR76が実装されていないため、10KΩの抵抗を実装してやる必要がある。抵抗が手元に無い場合、ジャンパすることでも用は足りる。 -MIPS基板では、J2で出力の切り替えがありUARTが一本しかないため、電源/LED制御と排他になる。 -TTL 3.3Vでのみ信号が出ているため、後述の方法でレベルコンバートしてやる必要がある。 -LS-GLシリーズでは、基板に信号のシルク印刷が存在し、特に追加の抵抗などは必要としない。 *TeraStation [#h2b76fbc] -HD-HTGL, HS-DTGL --UPS制御のためのシリアル出力があるため、レベル変換の必要は無い。 --シリアルコンソールに切り替えるためには、R440、R437、R441の0Ω抵抗を外し、それぞれR438、R439、R442に移設し、R76をショートすればよい。 --この作業により、UPSの自動シャットダウン機能は使えなくなる。 --なお、基板のJ1の位置にも、3.3vTTLで信号は出ている。 -TS-TGL --http://{TeraStation の IP アドレス}/cgi-bin/task.cgi?task=console¶m=on を実行するとシリアルコンソールが有効になる。 --状態は保存されないため、再起動の際は無効に戻る。 *9-KE [#d503996d] 携帯電話接続ケーブルの[[カモン社:http://www.comon.co.jp/9-KE.htm]]製[[9-KE:http://www.comon.co.jp/9-KE.htm]]は、玄箱、LinkStationでのシリアルコンソール追加の際の定番となっている。 [[レベルコンバータは入っていない:http://www.kannet.ne.jp/tomaru/kenkyuushithu/technic/9-ke/9-ke.htm]]が基板側でプルアップされている事もあり、問題はないようだ。 確認されていて、信号とケーブル色の対応は下記の通り。 |TypeA|TypeB|信号|h |黒|黄|RxD| |橙|赤|TxD| |茶|緑|GND| |赤|黒|GND(作成例ではNCとされることが多い)| *UP-12C [#y679a5f9] 携帯電話をUSB経由で接続するケーブルである。シリアルポートを持たない本体と接続する際にはこちらの方が便利かもしれない。 [[こちら:http://hptomohiro.txt-nifty.com/blog/2006/10/post_b7a9.html]]や[[こちら:http://wiki.livedoor.jp/hide_system/d/UP12%20USB-PDC%20Converter]]のページによると、確認したロットでは、 |色|内部接続|信号| |黒|1,2|GND| |緑|3|RxD| |白|4|TxD| |赤|5|+5v| となっていたようである。 分解は容易なようなので、電源も出ているため、内部の接続も確認した方が良い。 ドライバは、[[こちら:http://www.telegnosis.jp/download/kz/driver.html]]や[[こちら:http://www.mct.com.tw/driver.html]]が使える。 *そのほか利用できそうなもの。 [#l3b8ec43] -いずれも、本体側の信号は適宜半田付けや、ピンヘッダを植える必要がある。 |メーカー|製品名|価格|備考|h |アルファプロジェクト|[[PC-RS-04:http://www.apnet.co.jp/product/superh/pc-rs-04.html]]|3500円|LEDインジケータ,DSUBオス| |若松|[[LANTRONIX XPort RS232Cキット:http://www.wakamatsu.ne.jp/cgi-bin/shop/shop.cgi?order=&class=all&keyword=LANTRONIX&FF=0&price_sort=&mode=p_wide&id=35477&superkey=1]]|2480円|| |ダイセン電子|[[ddkit0507:http://www.daisendenshi.com/detail/ddkit_0507.html]]|450円| MAX232D使用,詳細不明| -変換基板側にも工作が必要。 |メーカー|製品名|価格|備考|h |SUNTECH|[[NB302:http://suntech.incoming.jp/15_9.html]]|3,880円|ピンヘッダーのハンダ付け必要| |オプティマイズ|[[RS232Cレベルコンバータキット:http://optimize.ath.cx/shopv2_2/chuumon.html#interface]]|1000円|ADM3202ARNのみ基板に実装,[[詳細:http://optimize.ath.cx/etc/rs232c_cnv.htm]]| -シリアルポートではなく、USBへ。 |メーカー|製品名|価格|備考|h |ストロベリー・リナックス|[[FT232RL USB->シリアル変換モジュールキット:http://strawberry-linux.com/shop/index.php?c=&s=date&p=1&r=1&page=#50025]]|1580円|USB/端子は要ハンダ付け,ハーネスなし| |~|[[CP2103 USB->シリアル変換基板(ソフト無):http://strawberry-linux.com/shop/index.php?c=&s=date&p=1&r=1&page=#50008]]|1500円|端子は要ハンダ付け,ハーネスなし,24ピンDIP型| |~|[[USB->シリアル変換モジュール[CP2102](ドライバ無):http://strawberry-linux.com/shop/index.php?c=&s=date&p=1&r=1&page=#50006]]|2280円|USB/Dsub9/端子要ハンダ付け,ハーネスなし| |[[株式会社ジャングル:http://www.junglejapan.com/]]|[[ケータイマスター USBケーブル(UP12 USB-PDC Converter):http://www.junglejapan.com/ktai/cable_7.html]]|?|| |[[創朋:http://www.soho-jp.com/]]|[[UP-12C:http://www.soho-jp.com/goods/pcparts/up-12c.htm]]|?|USB携帯電話充電、メモリー転送ケーブル| |[[TIMELY:http://www.timely.ne.jp/]]|[[UP-12C:http://www.timely.ne.jp/item/page/up_12c.htm]]|Open|| -要はTTL3.3Vから、シリアルポート相当として外からつなげられればいいのですが、TTL3.3Vのまま、外に出ていることは少なく、変換してくれる製品も少ないという事になります。 *回路も自作する。 [#o4510d16] レベル変換ICや、キットを購入し、実装する方法もあります。