&color(blue){&size(18){''110Gd/Ge,S70共通のCase/電源/FANの情報です。''};}; &color(blue){''110Gd/Ge,S70機種個別情報の場合は、機種名を明記してください。''}; ***Case [#case] #ref(case.jpg,right,around,nolink,ケース) -110GモデルとSモデルでは、前面パネルのファン・ホルダ用爪穴位置が異なる。 --Chasis Part ID ---Gモデル: 856-060350-008-A (NEC型番) ---Sモデル: 報告待ち -バックパネルは取り外しが可能で ATX 及び MicroATX のマザーボードなら換装可能。 --110Gd, 110GeとS70では、全てバックパネルが異なる (LAN,USBコネクタ位置変更)。 ~ -CPUクーラー --許容高は、CPUクーラーの底面から約140mm強 (サイドパネルとのクリアランス数mm)。 サイド・ファンならぎりぎりでも良いが、トップ・ファンをサイドパネルで塞いでは意味が無い。 トップ・ファンでスムーズな風の流れを考えるなら、目安として全高115mm程度。 --CPUクーラー換装報告 ---ASUS Triton 70: サイド・ファン、高さ125mm。 ---Scythe SI-128 + 25mm厚ファン: トップ・ファン、高さ116.5mm。 ---Scythe 刀 SCKTN-1000: サイド・ファン、高さ130mm。全く問題無し。 ---Scythe 刀2 SCKTN-2000: サイド・ファン、高さ149mm。ケースカバーに当たりながらギリギリOK。 S70(無印)では、ケースカバーと干渉して取り付け不可。 ---XIGMATEK HDT-S983: サイド・ファン、高さ134 mm。ヒートパイプ先端が電源の横面ほぼ同じ。 ---ZALMAN CNPS9700 NT: サイド・ファン、高さ142mm。PWM制御。S70(無印)で使用可能。 ~ -5インチx2+3.5インチx2 一体型ドライブケース #ref(case_2.jpg,right,around,nolink,取り外せるドライブケース) --3.5インチ・シャドウベイに共締めされている手回しネジを外し、フロント側から上下のストッパを押して取り外す。 --3.5インチベイを外して5インチベイにできる構造ではない。オープンベイとしては5"x2 + 3.5"x2の一体型。 --ドライブ・ケースの取付方向は、縦横90°の回転が可能。 ---4Uラックの代わりに横置きで使えそうとの説もあるが、筐体の横置きは、公式非対応。 横置き用ラックマウント金具の販売は無い。 ---Scythe KAZE MASTER 5.25インチ版(ファンコン)を上から2段目の5インチベイに装着する際、ベイの向きそのままではケースドアに干渉して閉められないが、ベイの向きを90°回転させることでドアが閉められるようになる。 --3.5インチ・オープンベイへのHDD搭載はネジ止めが困難。元のネジ穴位置がFDD専用のみである為。 --化粧パネルのケースドアは、やや開いて横にスライドすれば、簡単に取り外せる。 ~ -3.5インチ・シャドウベイ --110Gモデルは4基、Sモデルは3基のHDDを搭載可能。 ---110GモデルとSモデルとでは、前面ファンのホルダの大きさが異なる為、シャドウベイの換装は不可。 ---前面ファン・ホルダの換装も、筐体側の爪穴位置が異なる為不可。 --HDD用ファン ---110Gモデルでは、HDDベイ前部に25mm厚までの92mm角ファンの追加が可能。92mm角用ネジ穴を持つ100mm角ファンも可。 ---Sモデルでは、HDDベイ前部に80mm角 PWM制御 4pinファン ([[SANYO DENKI:http://db.sanyodenki.co.jp/product_db/coolingfan/index.html]] 製 「San Cooler 80」) が標準で装備されている。 ~ -SW/LED等のFront Panel Connector --110Gモデルは[[10-1 pin仕様:http://www.intel.com/jp/support/motherboards/desktop/sb/CS-009016.htm]]で、同仕様準拠のマザーボードであれば、メーカー問わず換装可能。 ---20-8 pin仕様のマザーボード等と換装する場合は、コンタクトをコネクタ・ハウジングから外して、並べ替えが必要。 ---先の尖った物で、ハウジング側のノッチ・ストッパーを押し上げてコンタクトを外す。 ~ |CENTER: Pin No. |CENTER: Signal Name |CENTER: Pin No. |CENTER: Signal Name |h |CENTER:1 |HDLED+ (黄) |CENTER:2|PWRLED+ (青)| |CENTER:3 |HDLED- (茶) |CENTER:4|PWRLED- (緑)| |CENTER:5 |- (GND (RESET))|CENTER:6|PWRSW (白)| |CENTER:7 |- (RESET) |CENTER:8|GND (PWRSW) (黒)| |CENTER:9 |- |CENTER:10|-| |CENTER:11|- |CENTER:12|-| |CENTER:13|- |CENTER:14|Key (No Pin) | |CENTER:15|- |CENTER:16|-| ~ --Sモデルは、コネクタが1列になっている。 ~ |CENTER: Pin No. |CENTER: Signal Name |h |CENTER:1|HDLED- (茶)| |CENTER:2|HDLED+ (黄)| |CENTER:3|PWLED+ (青)| |CENTER:4|PWLED- (緑)| |CENTER:5|Key (No Pin)| |CENTER:6|- (RESET ???)| |CENTER:7|PWRSW (白)| |CENTER:8|GND (黒)| ~ --コネクタの分割を行う場合のハウジングは、関東では[[2550コネクタ:http://www.sengoku.co.jp/modules/sgk_cart/search.php?multi=2550&pflg=n&cond8=and&k3=2&list=4]]、関西では[[QIコネクタ:http://eleshop.kyohritsu.com/products/search_connector.html]]等の名称で販売されている。 1個15〜20円程度。通販も可能(ショップによっては、定形外郵便も利用可)。 ---コンタクトが取れてしまい、新しいコンタクトへ配線の圧着を行う場合、工具は100円ショップ「ダイソー」にて、「''裸端子用'' 電工ペンチ」として420円で売っている。 ~ -フロントUSBコネクタ --ピン配列は、[[インテル標準:http://www.intel.co.jp/jp/support/motherboards/desktop/sb/CS-009048.htm]]を180°回転し、Key (No Pin) と N.C. の位置を入替えた物。 ---BOX無しピンヘッダに換装する場合、Keyの白い誤挿入防止プラグを、クリップ等で押し出し、隣に差し替えて180°回転すれば良い。 ---BOX型のピンヘッダに換装する場合、コンタクトをコネクタ・ハウジングから外して、並べ替えが必要。 → 先の尖った物で、ハウジング側のノッチ・ストッパーを押し上げてコンタクトを外す。 ~ |CENTER: Pin No. |CENTER: Signal Name |CENTER: Pin No. |CENTER: Signal Name |h |CENTER:1|Key (No Pin) |CENTER:2|N.C.| |CENTER:3|GND (黒) |CENTER:4|GND (黒)| |CENTER:5|USB DX+ (緑)|CENTER:6|USB DY+ (緑)| |CENTER:7|USB DX- (白)|CENTER:8|USB DY- (白)| |CENTER:9|VCC (赤) |CENTER:10|VCC (赤)| ~ //--Sモデルのピン配列は、報告待ち。([[インテル標準:http://www.intel.co.jp/jp/support/motherboards/desktop/sb/CS-009048.htm]]か?) ***電源 [#g860aaee] -[[Lead Year Enterprise:http://www.tigerpower.com/]] 製 Tiger Power シリーズ 380W、モデル名: TG-6380。 --いわゆる「動物電源」([[Deer Computer:http://www.deer-group.com/]] 製の動物名を冠された安物電源)ではない。 --OEM 品の為、カタログには載っていない。 --2次側の最大出力は380Wであるが、1次側の最大消費電力は S70 での記載によると 510VA/495W (力率=97%, 変換効率=77%) 。 --PFC 電源である。(UPSを使用する場合は、正弦波出力の物を使用する事。矩形波出力の物は使用不可。) --使用されている部品は、サーバー用電源に相応しい。 ---電解コンデンサは一次側は[[日ケミ:http://www.chemi-con.co.jp/catalog/aluminum_diagram.html]] [[KMQ:http://www.chemi-con.co.jp/catalog/pdf/al-j/al-sepa-j/004-lead/al-kmq-j-080829.pdf]] 450V-330uF、二次側は[[日ケミ:http://www.chemi-con.co.jp/catalog/aluminum_diagram.html]]・[[ルビコン:http://www.rubycon.co.jp/products/alumi/catalog.html]]混載の、全て日本製で105℃品。 ---ファンは [[DELTA ELECTRONICS:http://www.delta.com.tw/product/cp/dcfans/dcfans_product.asp?pcid=1&ptid=1]] 製 AFB0812VH (80mm角 25mm厚 3600rpm 騒音レベル38.0dB) x1個で背面ストレートと、冷却優先。 ---ファンは [[DELTA ELECTRONICS:http://www.delta.com.tw/product/cp/dcfans/dcfans_product.asp?pcid=1&ptid=1]] 製 [[AFB0812VH:http://www.delta.com.tw/product/cp/dcfans/download/pdf/AFB/AFB80x80x25mm.pdf]] (80mm角 25mm厚 3600rpm 騒音レベル38.0dB) x1個で背面ストレートと、冷却優先。 --最上部に溜まる熱気を排出する役割もあるので、交換するならその辺りをよく考えて。 --出力容量 |CENTER: DC VOLTS |CENTER: MAX. A |||h |CENTER:+5V|RIGHT:20.0A|┐|┐| |CENTER:+3.3V|RIGHT:25.0A|┘Total 150W Max.|│| |CENTER:+12V1|RIGHT:15.0A|┐|│| |CENTER:+12V2|RIGHT:15.0A|┘Total 23A Max.|┘Total 376W Max.| |CENTER:-12V|RIGHT:0.3A||| |CENTER:+5Vsb|RIGHT:2.0A||| // +12V1 & +12V2 TOTAL MAX. OUTPUT CURRENT 23A. // +3.3V & +5V TOTAL MAX. POWER: 150W(MAX.) // +3.3V & +5V & +12V TOTAL MAX. POWER: 376W(MAX.) --コネクタ |CENTER: コネクタ |CENTER: 個数 |h |CENTER:ATX 24pin |1個| |CENTER:ATX 12V 4pin|1個| |CENTER:MOLEX 4pin |6個 (3個 x 2系統)| |CENTER:FDD 4pin |1個 (MOLEXと同系統)| |CENTER:SATA 15pin |4個 (2個 x 2系統)| ***FAN [#fan] -ケースファンは80mm角25mm厚で前x1、後x2。[[SANYO DENKI:http://db.sanyodenki.co.jp/product_db/coolingfan/index.html]] 製 (San Cooler 80, MODEL 9AH0812P4H03) PWM制御 4pin。 -HDD用ファン --110Gモデルでは、HDDベイ前部に25mm厚までの92mm角ファンの追加が可能。92mm角用ネジ穴を持つ100mm角ファンも可。 --Sモデルでは、HDDベイ前部に80mm角 PWM制御 4pinファン ([[SANYO DENKI:http://db.sanyodenki.co.jp/product_db/coolingfan/index.html]] 製 「San Cooler 80」) が標準で装備されている。 -CPUクーラー --110Gモデルはトップ・ファンで、[[DELTA ELECTRONICS:http://www.delta.com.tw/product/cp/tmp/tmp_main.asp]] 製 (FHS-A9025A-S284) PWM制御 4pin。([[姉妹品 3pin制御の掲載カタログ:http://www.delta.com.tw/product/cp/tmp/download/pdf/thermal_active_040519.pdf]]) ---ヒートシンクは銅芯入りで、ファンのサイズは90mm。 #ref(cpucooler.jpg,center,nolink,CPUクーラー) --Sモデルはサイド・ファンで、[[Foxconn:http://www.foxconnchannel.com/product/Coolers/]] 製 PWM制御4pin。 ---X字型バックパネルへのネジ止め式である。パックパネルを取り外す為には、マザーを筐体から外す必要有り。 -[[SpeedFan:http://www.almico.com/speedfan.php]]によるコントロール --110Gモデルでは、任意の回転数制御が可能。ただし全て元がサーバー用高速回転ファンなので、停止と最低回転数の差は大きい。40%以下の駆動は無駄。 ---Super I/O チップは、[[ITE IT8718F:http://www.ite.com.tw/product_info/PC/Brief-IT8718_2.asp]] ---制御を有効にするにはConfigure(設定)→Advanced(詳細)→Chip IT8718F選択→PWM 1-3 modeをSmartGuardian(スマートガーディアン)からSoftware controlled(ソフトウェア制御)に切り替える ---PWM1,Fan1,Speed01がCPUファン、PWM2,Fan2,Speed02が前面ファン、PWM3,Fan3(背面下),Fan4(背面上),Speed03が背面ファン(2個連動)。 --S70(無印)は未対応。 ---Super I/O チップは、[[SMSC SCH5017:http://www.smsc.com/main/catalog/sch5017.html]] -電源を入れた瞬間にしばらく高速で回るのは、確実にファンを回転させる為の仕様。