█ ThinkPad
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![]() ![]() 目次 過去ログ †
関連リンク †
IBM のノートパソコンブランド †http://www-6.ibm.com/jp/pc/thinkpad/ ThinkPad Drivers Antenna †ドライバの更新追跡にどうぞ。 歴史 †IBMの最初のポータブルコンピュータは1975年のIBM 5100である。日本独自仕様では1987年のラップトップPCのマルチステーション5550 5535-M、1989年のA4サイズのAS/400端末用の5549オンラインノートなどである。 IBMの最初のPC/AT互換のラップトップPCは、1990年の日本のPS/55シリーズ 5535-S である。5535-SはVGAと内部的なATバスを搭載し、当モデルの専用オペレーティングシステムとしてIBM DOS/Vが同時発表され、日本にPC/AT互換機が普及する契機となった。 デザインを含めたThinkPadの直接の前身は、1991年発売のPS/55note 5523-Sである。黒く四角いA4ジャストサイズで、VGA、内部的なATバス、高級感あるキーボードを搭載し、「ThinkPadの原点」や「初代ThinkPad」と呼ばれる場合もある。 ThinkPadは、ほとんどがPC/AT互換機であるが、一時はPowerPC搭載のCHRP仕様のモデルも存在した(詳細は#アラビア数字3桁シリーズを参照)。 レノボによる買収 2004年12月8日、IBMとレノボはパーソナルコンピュータ事業のレノボによる買収を含む戦略的提携を発表した。この対象にはThinkPadやNetVistaなどの製品、ブランド、PC部門(IBM PC事業部、PCC)が含まれ、PCサーバのeServer xSeriesなどは含まれなかった。この結果、ThinkPad開発の主体を担っていた日本IBM大和事業所の技術者の大半もレノボ社に移籍した。 特にThinkPadは市場で高いブランドを認知されていたため、買収後のブランドや品質・サポートの維持について多くの報道や議論が行われた。 レノボ買収後の最初のThinkPadは、2005年7月のB5サイズタブレットPCであるThinkPad X41 Tabletである。これはIBM時代に開発が進められたモデルで、伝統的なThinkPadの延長線上に、タブレット機能や指紋認証を搭載した。 実質的に最初のLenovo ThinkPadとなった製品は、2005年10月発売のThinkPad Zシリーズである。これは、従来のThinkPadの多くのモデルでは採用していなかった14〜15インチワイド液晶や、Windowsキー付きのキーボード、チタンコーティングを施したシャンパンカラーのトップカバーなどを採用し、従来のThinPadと比較すると相違点も多かった。その後もレノボはThinkPad TシリーズやXシリーズの新製品を発表したが、大半のモデルではIBM ThinkPad時代の基本デザインが継承された。 なお、レノボは2006年2月にThinkPadとは別に、比較的低価格なLenovo 3000シリーズ(ノートブックおよびデスクトップ)の販売を開始し、その後継のGシリーズを販売した。これらはThinkPadの特徴であるトラックポイントや、つや消し黒の筐体を採用せずに、小さめのタッチパッドなどを持った。このためThinkPadシリーズの将来性が話題となったが、レノボはThinkPadは今後も世代進化を続け、Lenovo 3000は「ターゲット層が異なる」と説明した。 2006年10月頃より、ThinkPad関連製品でIBMロゴからLenovoロゴへの移行が進められた。ThinkPad本体のモデルナンバーの横や、ThinkPad向け純正周辺機器などである。ただし型番の変更無しにも行われたため、同じ型番でも出荷時期などでロゴの有無や違いも存在した。レノボは2010年までIBMロゴの使用を許されていたが、2007年にはLenovoブランドが世界で順調に浸透しているとして、計画を繰り上げて2008年までにLenovoロゴへの移行を行った。 レノボ時代 ThinkPadはレノボ移行後も、継続して日本の横浜市みなとみらい地区にある大和研究所で設計・開発されている。 現在のシリーズ構成は、エントリーモデルのSLシリーズ、スタイリッシュなEdgeシリーズ、スタンダードモデルのLシリーズ、ハイパフォーマンスモデルのTシリーズ、携帯性に優れたXシリーズ、XタブレットシリーズハイエンドモデルのWシリーズである。 2008年1月には、レノボがIBMから受け継いだビジネス向けPCのブランドの「Think」(ノートブックPCのThinkPad、デスクトップPCのThinkCentreなど)に対して、消費者向けPCの新しいブランド「Idea」(ノートブックPCのIdeaPad、デスクトップPCのIdeaCentre)が発表され、両者の位置づけが明確化された。 コメント †
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