█ 110Gx CPU関連情報
110Gd/Ge,S70(無印)共通の、BIOSでのCPU設定項目/マイクロコード関連情報/CPU換装時のTipsです。
110Gd/Ge機種個別情報の場合は、機種名を明記してください。
BIOSでのCPU設定項目
- 110Gシリーズでは、対応しているCPUとOSを使用していれば、EISTを有効化可能。(S70(無印)は非対応。)
- BIOSでの設定は、Mainメニューの「Advanced Processor Options」→「Enhanced Intel SpeedStep(R) Tech.」 = [Enabled]
このBIOS設定は、使用しているCPUがEISTに対応している場合にのみ表示される。
- 動作を確認するには、Orthos を使用して、アイドル時と動作時の比較をすれば良い。
周波数は 、CPU-Z にて「CPU」タブ→「Clocks」の「Core Speed」を読む。
VID電圧は、CoreTemp 0.99以降にて、「VID」の値を読む。(0.99以降でないと、45nm等のCPUでは正しい値が表示されない。)
- Windows上から設定を強制変更する場合には、CrystalCPUIDではなくRightMark CPU Clock Utilityを使用せよ。
- 他のCPU機種個別のBIOS設定(110Gdでは HT,XD,VT、110GeではC1E,XD,VT)に関しては、ユーザーズガイドを参照。
- 110Gdでは137頁、110Geでは143頁。
- 注意: 32-bit OS使用でメモリを4GB実装し、かつVGAにnVidiaの古いカード/ドライバを使用する場合は、XD Bitを無効にする事。
マイクロコード関連
- BIOSコード内に、換装したCPUに対応するマイクロコードが無い場合には、POST時に110Gシリーズでは「Cannot update CPU Micro Code!」と表示され停止する。
その場合の処置は、次の通り。
CPU換装時のTips
- 標準実装のクーラーは、取付のシリコーン・ゴム熱伝導接着剤が硬いので、20〜30分稼動させて暖めると比較的楽に取り外せる。
- 元のクーラーを流用する場合は、熱伝導接着剤の残りによる凹凸を綺麗に取り除く。
凹凸が残って接着面に隙間が出来ると、冷却効果が低下する。必ず全面が綺麗に密着する様にする。
- クーラー装着時には、熱伝導グリスを必ず塗る。(熱抵抗が大幅に下がる)
- 標準実装のクーラーの方が、Core 2 Duo/ Quadのリテールクーラーよりは性能は良いと思われる。
(標準実装のほうがヒートシンクが大きい/銅部分が多い/FANの口径が大きい等、しっかりした物になっている等)