█ 110Gx VGAカード増設
110Gd/Ge共通のVGAカード増設の技術情報です。
110Gd/Ge機種個別情報の場合は、機種名を明記してください。
ユーザーによるVGA増設カード機種毎の動作報告は、別ファイルです。
VGAカードのハードウェア増設
- PCI Express Slot #2 への増設は、スロット形状はx8だが、配線はx4分のみで、x4動作となる。
- VGAカードを増設すると、POSTやBIOSの画面も増設側から出力され、オンボード側の出力はOFFとなる。
- この場合、オンボード側は、OS起動後にセカンド・ディスプレイとして使用可能。
- 使用するカードやOS環境によっては、オンボード側をOSで無効設定しないと増設側に表示されない場合も有り。
- PCI Express x16のカード側を加工し、マザーボード側を非加工とするのは、比較的簡単である。
- スロット側を少し削り、カード側も必要最小限を削れば、カードは当機でも他機でも使用可能との意見も有り。
- PCI Express x1のカードを利用すれば、カード/マザーボード共に加工不要であるが、コストパフォーマンスは悪い。
- カード/マザーボード共に加工不要でPCI Express x16 VGAカードを増設する手段として、変換アダプタを利用する方法もある。
- PCI Express x16 to x16 変換アダプタ (アダプタのマザー側をx8へ改造が必要。)
- PCI Express x16 to x1 変換アダプタ (x1での動作となる)
VGAカード増設時のドライバ・ソフトウェア
- VGAカード増設時のドライバは、カード・メーカーではなく、チップ・メーカーの物を使用するのが良い。
- DirectX10対応、OpenGLパフォーマンス等、かなり改善される。
- ATI (Radeon等) のダウンロード・サイトはこちら
- nVIDIA (GeForce等) のダウンロード・サイトはこちら。
- Windows Server 2003での対応は、次の通り。
- x86版は、XPの物が流用可能である。(参考リンク)
自動検索ではなく、一覧から選択したハードウェアでデバイスを指定し、展開済みのXP用ドライバを選択すれば良い。
- GeForce用のx64版は、nVIDIAのサイトに有り。
相性問題が発生する可能性の有る増設VGAカード
現象: Slot#2に装着でも、電源投入直後/BIOS設定直後/OS再起動時に画面が表示されない事が時々ある。
画面表示はされないがOS自体は正常に立ち上がっている。
対策: OSが起動する前に、Alt+Ctrl+Delで素早く再起動し直せば、以後は正常に表示される事が多い。
- Win XP使用で画面表示されずに起動した場合、Windows キー、U キー、U キーで終了。Windows キー、U キー、R キーで再起動可能。
- Win Vista使用の場合は、Windows キー、← キー、→ キー、U キーで終了。Windows キー、← キー、→ キー、R キーで再起動可能。
- セーフモードのVGA起動(Windows起動前に「F8」)であれば画面表示をさせる事も可能な場合もある。
- Radeon X300/X550/X600/X700/X800等搭載品で昔のカードは、比較的発生する事が多い。
- Radeon X1300/X1550/X1650Pro/X1950Pro等搭載品でも、発生するカードが有る。
- GeForce 6200/6600搭載品も、まれに発生するカードが有る。