█ 推奨公開サーバ
日本国内であれば誰でも利用できる公開NTPサーバの一覧です。
利用しているプロバイダがNTPサーバを提供していない場合は、このページのNTPサーバを利用しましょう。
海外のNTPサーバを国内から利用すると、通信遅延と揺らぎが大きく十分な精度が得られません。また、海外の有名NTPサーバは世界中から利用されていることが多く、トラフィック量とサーバー負荷の関係からも精度が低いです。NISTやNASAなどの海外の公開サーバを利用するよりも、できるだけ国内のサーバを利用しましょう。
ラウンドロビンの場合、ntpdやchronyであればserverではなくpoolで、OpenNTPDであればserverではなくserversで指定することで、ラウンドロビンのすべてのサーバを参照するようになります。
※注意、本ページの内容は全て無保証です。
目次
インターネットマルチフィード (MFEED) †
提供組織: インターネットマルチフィード (MFEED)
案内ページ: 時刻情報提供サービス for Public
- 下記ホスト名を指定するとIPv4、IPv6いずれの場合も3台のNTPサーバをラウンドロビンで参照する。
ntp.jst.mfeed.ad.jp
- stratumは全て2
- 時刻源はNICTのネットワークによる時刻情報提供サービス(NTPサービス)。専用線経由で提供される日本標準時を高精度のままで提供。
- うるう秒の処理は通常通り。
- IPv6対応。
- ntp.orgのStratum Two Time Serversには登録されていない。
- インターネットマルチフィードは、ISP間を相互接続するIX(JPNAP)を運用しているため、国内の多くのISPと直接接続されている。多くのISPからは、SINET上にあるNICTの公開サーバよりもMFEEDの公開サーバの方がネットワーク的に近い。
- twitter上で、メンテナンス情報または工事情報を発信。@ntp_for_public
独立行政法人情報通信研究機構 (NICT) †
提供組織: 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)
案内ページ: 日本標準時プロジェクト 公開NTP
- 下記ホスト名を指定するとIPv4の場合5台、IPv6の場合3台のNTPサーバをラウンドロビンで参照する。
ntp.nict.jp
- 日本標準時を供給している情報通信研究機構(NICT)によるサービス。
- stratum 1でありながら個人での利用も認めている。
- 時刻源は日本標準時の生成に用いられているNICT保持の原子時計。
- うるう秒の処理は通常通り。
- IPv6対応。
- NICT開発の耐負荷・耐クラッキング・高精度・高信頼な単機能ハードウェア(FPGA)時刻同期サーバー
- 精度は日本標準時に対して10ナノ秒以内(ハードウェア実装のため、リクエストの集中による精度の低下もない)。
- 冗長システム構成、 標準時計並みの運転環境。
- 処理性能は毎秒100万リクエスト以上。
- https/http経由でも利用可能。この場合にはstratum 2。
- 2007/03/26付けでntp.orgのStratum One Time Serversに登録。
- 2010/02/18よりJPIX内のサーバからも配信していたが(報道資料)、2011/01/23から停止中。
- 2020/3/9より、従来の小金井本部に設置されたサーバーに加えて神戸副局にもサーバーを設置。
- IPv4の場合5台(小金井A系2台・B系2台、神戸1台)、IPv6の場合3台(小金井A系2台、神戸1台)
- NICTはSINET上にあるため、多くのISPからは自社網→JPIX→SINET→NICTと経由することとなり、MFEEDと比較するとhop数やpingの応答の面では不利となる。
NTP POOL PROJECT †
提供組織: NTP POOL PROJECT
案内ページ: NTP POOL PROJECT(の日本サーバのプール)
0.jp.pool.ntp.org
1.jp.pool.ntp.org
2.jp.pool.ntp.org
3.jp.pool.ntp.org
- 有志によって提供された複数のNTPサーバが参照される。
- stratumの異なる様々なNTPサーバが参加しているため、サーバによってstratumは2〜4と差がある。
- IPv6対応。
- 日本国内のサーバはIPv4は28サーバ、IPv6は20サーバが利用可能。(2021/4/8現在)
国立天文台・水沢VLBI観測所・天文保時室 (NAO) †
提供組織: 国立天文台
案内ページ: ネットワーク時刻同期システムの運用
- 下記ホスト名を指定すると3台のNTPサーバをラウンドロビンで参照する。
s2csntp.miz.nao.ac.jp
- UTCの決定にも寄与している国立天文台のサービス。
- stratumは2。
- 時刻源は天文保時室所有セシウム原子時計群のマスター時計の1秒信号に同期するstratum 1サーバを内部参照
- うるう秒の処理は通常通り。
- IPv6非対応。
Google Public NTP †
提供組織: Google LLC
案内ページ: Public NTP | Google Developers
- 下記ホスト名を指定すると自動で最適なサーバを参照する。
time.google.com
Facebook public NTP service †
提供組織: Facebook, Inc.
案内ページ: NTP: Building a more accurate time service at Facebook scale
- 下記ホスト名を指定すると自動で最適なサーバを参照する。
time.facebook.com
- stratumは1。
- 時刻源はGNSS(GPS/GLONASS/Galileo等)
- 18時間でのLeap Smear。
- IPv6対応。
- Chronyベース。
Cloudflare Time Services †
提供組織: Cloudflare, Inc.
案内ページ: Cloudflare Time Services
- 下記ホスト名を指定すると自動で最適なサーバを参照する。
time.cloudflare.com
e-timing (アマノビジネスソリューションズ) †
提供組織: アマノビジネスソリューションズ株式会社
案内ページ: NTPサーバ
ats1.e-timing.ne.jp
- stratumは1。
- 時刻源は自社管理の原子時計。自社サービスであるタイムスタンプ、時刻配信・監査サービスにも用いられるもので、GPSコモンビュー方式によってNICTの原子時計との時刻比較が行われている。
- うるう秒の処理は通常通り。
- IPv6非対応。
Ring Server Project †
提供組織: Ring Server Project
案内ページ: NTP service : ntp.ring.gr.jp
コメント †
- jst→jistに修正しました。 -- 藤崎?
- しつこく荒らしに消されるので、気付いた人、復元よろしく。 -- yuki Fujisaki?
- 部分削除の荒らしにも注意。 -- 渋谷?
- IPv6はDNSでAAAAが返されないと使用できない。日本国内ISP -- 飯村?
- NAO,Ring,e-timing,の3サイト ping通らずタイムアウト 7/15 09時台 --
- NAO,Ring,e-timingの3サイト 現在は正常に稼働しています。 -- 名無し??
- NAOの案内ページが消えた? --
- NAOの案内ページが消えた? --
- ntp.ring.gr.jp は、同期出来ない模様(10/11時点)。pingも応答なし。 --
- NTP POOL PROJECT の記載順を3番目にupしました --
- MFEED、NICTのリンク先修正(リンク切れ、https化)。NICTの神戸副局に関する記述を追加
- さくら、Facebookを追加。e-timing、ringを後ろへ。-- 2020-08-02 (日) 14:32:02
- NICTのhttp/httpsでの時刻配信終了について修正。さくら→実験サービス終了、昌新CDMA→ウェブサイト上からNTPサーバ情報消えてる&NTPでアクセス不可、につき削除。-- 2021-04-08 (木) 10:49:45